こんにちは~ライターのあこです。
海外荷物についてコロナの影響でかなり発送や荷受が難しくなっていますね。
実際郵便局でも、アメリカを始めとした多くの国宛の国際郵便物の引き受けを一時停止しています。
しかし、こんな時だからこそ、海外に暮らす家族などにどうしても荷物を送りたい!という人もいますよね。
そういった場合でも、郵便局以外の配送業者から海外へ荷物を送ることはできます。
そこで今回は、海外に荷物がコロナの影響で送れないときに、郵便局以外の配送業者にはどういったところがあるのか、またその中でも私のおすすめする配送業者を使った送り方をご紹介していきたいと思います。
海外に荷物がコロナの影響で送れないとき郵便局以外の方法は?
郵便局の国際郵便は、通常旅客機を利用しているため、コロナの影響で旅客機が欠航になると荷物が送れなくなってしまうんです。
そんなときには、自社専用の航空便で配送している業者を使うことで、荷物を送ることができます。
ここからは、こういったコロナでも海外に荷物を送れる業者を5つご紹介します。
DHL
独自のネットワークを生かして、低コストでスピーディーに荷物を配送してくれるドイツの運送会社です。
「9時までに」「10時までに」といった時間指定での配送サービスなどもあり、とても便利です。
重量:30~70kg ※サービスによる
荷物追跡:可能
FedEx
世界最大規模の総合航空貨物輸送サービスを提供している会社です。
配達日重視のプライオリティサービス(配達日数:1~3日)と、価格重視のエコノミーサービス(配達日数:2~5日)から自分の希望に沿ったサービスを選択することができます。
重量:68kg以内
荷物追跡:可能
UPS
アメリカの運送会社の一つです。
配達証明を作成してくれるサービスや、通知サービス、土曜日配達など依頼主の希望に合わせた細かなサービスが用意されています。
重量:70kg以内
荷物追跡:可能
ヤマト運輸 国際宅急便
ヤマト運輸では、海外向け宅急便を取り扱っています。
ただし個人で送付する場合には書類以外の荷物を送付することができない国がありますので事前にチェックが必要です。
重量:25kg
荷物追跡:可能
佐川急便 飛脚国際宅配便
佐川急便でも海外に荷物を送るサービスがあります。
個人で使用する場合には配送できるのは韓国・台湾・香港・シンガポール・アメリカ・EU加盟国のみになります。
重量:50kg
荷物追跡:可能
このように郵便局を使用しなくても海外に荷物を送る方法はあるんです。
日本でもおなじみのヤマト運輸や佐川急便は個人発送の場合に受付不可となっている国が多いので、今回は個人発送の場合でも220以上の国へ荷物を発送できる「DHL」での配送についてご紹介していきたいと思います。
私は実際にDHL・FedEx・UPSを使用して海外へ荷物を発送したことがありますがDHLが一番スピーディー且つ低コストで配達してくれるのでとても頼りになります。
またわからないことがあった時にはサービスセンターに問合せをかけると親切に教えてくれるのでおすすめです。
海外にDHLを使用して荷物を送る手順は?
DHLを使用して海外に荷物を送る手順をご紹介します。
1.DHLのHPへアクセスし、「今すぐ発送」を選択する
2.「法人/個人」=DHLを使用したことがない場合には「新規のお客様」を選択
「発送方法」=「今回限りの郵送」を選択し、「今すぐ発送&現金払い」を選択する
3.出荷元と出荷先の「国/地域」をそれぞれ入力し、「次へ」を押す
ここで「発送人」「受取人」の欄は入力しなくて大丈夫です
※全て半角英数字
4.「発送人」と「受取人」の必要事項を全て入力する
*全て半角英数字
*会社名は相手が個人の場合は上の「担当者」と同じ氏名で大丈夫です
*「個人宅住所」にチェック
*郵便番号、都市名、州はエラーがでやすので、郵便番号から順にやるとスムーズにできます
※画像は例としてダミーを入力しています
5.出荷情報を入力する
②「品目リスト」の中から送る荷物を選択し、「決定」を押す
③「書類」か「非書類」か分類が表示されるのでそれに基づいて出荷情報を入力する
◎書類の場合
書類の中身を記載する
◎非書類の場合
①「インボイス(海外へ荷物を送る時に税関への申告や、検査などで使用する書類)を作成する」を選択する
(仕事で実際に貿易用のインボイスを作成経験がある方など、自分で作成できる方は「インボイスを作成しません」を選択する)
②「輸出の目的」を選択する
※個人の荷物の場合は「GIFT」を選択する
③「品目情報」を入力していく
※「統計品目番号」は入力しなくてもOK
いくつか送る荷物がある時には「別の品目を追加」を選択し、再度「品目情報」を入力していく
6.「梱包資材」を選択し、「数量」「重量」「寸法」を入力する
7.「支払い方法」をクレジットカードか現金か選択する
※クレジットカードの場合はクレジットカードの登録をし、引き落とし
現金払いの場合には請求書が来たら支払う
8.「発送日」と「到着希望日」を選択する
◎サービスによって値段が異なるので自分の希望するサービスと金額に合ったものを選択する
私は「Express WorldWide」が1番安くて早く届くので1番使用しています!
サービス | サービス内容 |
DHL エクスプレス9:00 | 朝9時までに確実に荷物を配送してくれるサービス |
DHL エクスプレス10:30 | 午前10時半までに、確実に荷物を配送してくれるサービス |
DHL エクスプレス12:00 | 正午12時までに、確実に荷物を配送してくれるサービス |
DHL エクスプレスワールドワイド | 軽量のビジネス書類から100kgを超える荷物まで、幅広く対応してくれる配送サービス |
DHL エクスプレスエンベロープ | 専用封筒300gまでの書類等をスピーディーかつ低コストで配送してくれるサービス |
DHL EXPRESS JUMBO (ジャンボボックス) | 専用の箱で10kgまで、または25kgまでの荷物を低コストにて配送してくれるサービス |
9.集荷を依頼する
DHLの拠点がない地域によっては佐川急便などが代行して集荷してくれてDHLまで発送してくれます。その際の発送料金はDHLの方で負担してくれます。
(集荷場所に荷物を置いておけば、依頼主がいなくても集荷してもらうことができる)
※「この時間で」とピンポイントでの時間指定は不可
10.送り状・インボイスを印刷
4枚のA4用紙がプリントされるので、そのうちの2枚のインボイスの用紙の1番下に日付とサインを手書きするのを忘れないでください
11.送り状・インボイスを荷物と一緒にドライバーに渡す
(もしくは集荷場所に荷物と一緒に置いておく)
このように手順を見てみるとやることが多く難しそうに見えますが、一度流れを覚えてしまえば2回目はかなりスムーズにできるようになりますよ!
DHLで荷物を送ったらいつ頃届くの?
配達日数は配達先によっても異なりますが、東京から発送した場合おおよその日数は下記の通りです。
配達先 | 配達日 |
アメリカ | 翌日 |
中国(北京) | 翌々日 |
韓国(ソウル) | 翌日 |
オーストラリア(シドニー) | 翌々日 |
イギリス(ロンドン) | 翌日 |
またこちらから↓配達日数を調べることが可能です。
◎「From」「To」「Shipment Details」「Piece Details」を入力し、「Search」を押す
こちらから配達日を調べれば事前に配達日を相手に連絡してあげることもできますね。
海外にDHLで荷物を送る料金は?
料金は送る先、荷物の大きさ、重量によって異なっていますが、「見積もり(https://www.dhl.com/jp-ja/home.html)」を簡単に出すことができますのでそちらを利用して事前に送るのにかかる料金を把握できます。
この他、燃料サーチャージが別途必要なこと、関税がかかることがありますのでその点だけ注意が必要です。
◎「荷物の種類」「お見積り」を選択する。
◎「国/「地域」を入力する
◎「郵便番号」「都市名」「州・省・県」を入力する
◎「書類」「非書類」を選択し、「申告価格」「梱包資材を選択」を入力後「見積もり」を押す
◎「配送日」と「サービス」に応じた見積もりが出る
このように簡単に大体どれくらいの料金かかるか調べることができ、事前に把握しておくことができるのはとても安心ですね。
サービスや送る国によって料金に差がありますので、自分や相手の希望のサービスや料金に合わせて配送を事前に選択することができます。
荷物を送る時の注意点は?
注意点を3つあげます。
国際輸送では取り扱いできない製品がある
また香水、化学薬品、電子機器などは「危険物」に分類されるものがあります。
基本的に「危険品」に分類されるものに関してはDHLのみに関わらず国際輸送において取り扱いが不可となっています。
絶対に送付できないという訳ではないですが、そういったものを送付する際には専門の資料などが必要になることがほとんどで、個人配送で対応するのは非常に難しいため、最初から避けておいた方が安心です。
送付できるかできないか判断に迷った際にはカスタマーセンター(0120-39-2580)に電話してみるのが一番確実です。
(危険物:国際輸送における危険物として、国連で定められています)
サービスによって送付できる重量・サイズが決まっている
・EXPRESS 12:00
・EXPRESS 9:00 (10:30)
・EXPRESS EASY
・EXPRESS ENVELOPE
自分が利用したいサービスに合わせてサイズや個数をチェックしてくださいね。
なお、規定を超えてしまう場合は、カスタマーセンター(0120-39-2580)に問合せをしてください。
超えてしまった貨物が必ず対応してもらえないという訳ではなく、アドバイスをもらうことができます。
梱包する際には圧着テープを使用する
紙粘着テープ、セロハンテープ、ストリングテープの使用は避け、ポリプロピレンテープ(梱包用OPPテープ) 、ビニールテープ 、布テープなどを使用するようにして、しっかり荷物を密閉させます。
こちらの商品は私のおすすめです!透明の圧着テープ(OPPテープ)って一度巻き付くとテープの端を見つけにくく、見つけられても切り口に戻すまでがかなり面倒なんですが、こちらの商品を使えば端を見失うことなく使えて作業効率が高くなります!
まとめ
コロナの影響で郵便局から海外に荷物を送れないときでも、国際輸送を行う業者を利用すれば、海外へ荷物を送ることができます。
特に、DHLは低コストでスピーディに配送してくれるのでとてもおすすめです!
「海外へ荷物を発送したいのにコロナの影響で郵便局が使えなくて困っている」という方はぜひ活用してみてくださいね。