こんにちは、ライターのtomoです。

夏休みの自由研究って、毎年何をしようか悩みますよね。

「研究」と言うと難しいものを想像しがちですが、日常にあるものをちょっと視点を変えてみるだけでも、立派な自由研究になるんですよ。

たとえば、家庭科の授業などで1度はやってみたことがあるようなクッキー作りでも、歴史をさかのぼって昔のレシピで作ってみたり、万華鏡の仕組みを取り上げながら、オリジナル万華鏡を作ってみたり、など夏休みの自由研究のテーマは意外とたくさんあります。

こんな自由研究だったら、小学生でも簡単にできて、しかもわくわく楽しみながらできるので嬉しいですよね。

今回の記事では、そんな少しの工夫で簡単にできる夏休みの自由研究のアイデアを紹介しています。

工作系や、科学系など楽しみながらできて、もの作りの勉強にもなる自由研究に挑戦してみませんか?

 

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小学校の夏休みの自由研究で悩んだら試してみるおすすめは? 

今回の記事では、下記の夏休みの自由研究を紹介しています。

興味のあるテーマを選んでみてくださいね。

・わくわくしながらできる自由研究(万華鏡作り)

・簡単にできる夏休みの自由研究(手作りバター)

・笑いをとれる夏休みの自由研究(ぬか漬け)

・こだわった夏休みの自由研究(縄文クッキー)

・定番の夏休みの自由研究(塩の結晶作り)

 

それでは、1つ1つを詳しく紹介していきます。

わくわくしながらできる夏休みの自由研究

ステンドグラス

わくわくしながらできる夏休みの自由研究として、万華鏡作りを紹介します。

万華鏡作りは、きれいなビーズなどを使うので、キラキラしたものが好きな女の子などはとても楽しめると思います。

自分が選んだビーズなどの飾りが、最終的にどんな形に見えるのか、とてもわくわくした気持ちで製作できますね。

ただ、一部カッターを扱うのでケガをしないよう注意が必要です。

自由研究のねらい・まとめ方

実際に自分で万華鏡を組み立てることで、光の不思議さや美しさを感じ取ることができます

合わせ鏡をしたことがあるならご存知だと思いますが、合わせ鏡はお互い永遠に映し合っているだけなので、写っている形も同じものが続くだけですよね。

しかし、合わせ鏡の角度を変えると鏡の中で、三角形や五角形など、角度によって、色々な形が見えてきます。

これに、さらに鏡を足して3枚にすると、光の反射で無限に模様が展開されていきます。

このように、自由研究で万華鏡作りを行えば、光の仕組みも勉強できますし、入れるビーズの大きさや種類を変えるとどう違ってみえるのかなど、写真付きで作成過程をまとめるだけでも立派な自由研究になります。

 

万華鏡作り

・所要時間

1時間程度

・用意するもの

・黒い紙

・硬質のカードケース(アクリル板でも可)

・装飾用に使う好みの折り紙

・トイレットペーパー芯

・マスキングテープ

・クリームケース

・好みのビーズやビー玉など

・ベビーオイル(お好みで)

 

・使う道具

・油性ペン

・えんぴつ

・セロハンテープ

・のり

・定規

・カッター

 

・手順

1.硬質のカードケースを使って、万華鏡の中のミラーを作ります。

一般的なトイレットペーパー芯の場合、11cm×3.2cmの四角形を3つ作って、筒状の三角形を作るとぴったり合います。

2.カットした硬質のカードケース3枚を三角形の形になるよう、セロハンテープでとめて筒状にします。これで、透明な三角形の筒が完成です。

3.三角形の筒の周りを黒い紙で巻きます。紙のサイズは、高さ11cm、幅は10.6cm(3.2cm×3+のりしろ1cm)が目安です。紙を切り終えたら、硬質のカードケースで作ったミラーに巻いて、のりやテープでくっつけます。

4. 3を、トイレットペーパー芯の中に入れます。これが、万華鏡の筒部分になります。

5.のぞき穴を作ります。好きな色の用紙にトイレットペーパー芯の円周を描いてください。

その線の1cmほど大きめにカットしたら、後で貼り付けやすいよう、円周の線に向かって何ヶ所か切り込みを入れます。

次に、円の中心にカッターでのぞき穴を開けます。開ける穴の大きさは、約直径5mmです。

6.万華鏡の筒に、セロハンテープで覗き穴を貼り付けます。

7.万華鏡の中身を作ります。クリームケースに、ビーズやビー玉などを入れていきます。

柄の動きをゆるやかにしたい場合はここにベビーオイルも入れてくださいね。

量は、クリームケースの8~9分目くらい、たくさん入れるのがおすすめです。

8.クリームケースの蓋を閉め、万華鏡の先へ、セロハンテープで貼り付けます。

9.トイレットペーパー芯がむき出しになっているので、万華鏡の周りを色画用紙などで装飾して完成です!

お好みで、マスキングテープを使うのもいいですね。特に、画用紙の色や枚数などは決まっておりませんので、自由に装飾します。

※クリームケースとトイレットペーパー芯との境目を隠したい方も多いかと思いますが、ここを隠してしまうと薄暗くなって柄が見えにくくなるので、避けてください。

 

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簡単にできる夏休みの自由研究

バターと小麦粉

簡単にできる夏休みの自由研究のおすすめは、手作りバターです。

少し体力は必要ですが、根気強く作業すればおいしいバターが作れますよ。

自由研究のねらい・まとめ方

生クリームを激しく振り混ぜ続けると、中の脂肪同士がくっついてバターの状態になることを体験できます。

なぜ生クリームからバターができるのか理由や、牛乳などの乳製品でも同様に実験してみるとどうなのか予想を立てて、実験し、結果をまとめてみるのもいいですね。

 

生クリームでバター作り

・所要時間

30分程度

・用意するもの

・生クリーム

 

・使う道具

・ペットボトル

・はかり

・コップ

・はさみ

 

・手順

1.ペットボトルの中を綺麗に洗ってよく乾かしておきます。そこへ、よく冷やした生クリーム100グラムを入れます。

2.ペットボトルを20~30分間よく振ります。ボウルに氷水を入れたものを準備しておき、温度が上がらないよう途中で何度か氷水につけながら振ってください。

初めは液体だった生クリームが、振り続けていくとホイップ状に変化していきます。

さらに振っていくと、ホイップ状になっていたクリームがどんどん個体に近づき、突然、パシャッ!と音がしますので注意をして聞いてください。これが、液体と固体が離れ始めた瞬間です。

この音を確認したら、仕上げとしてもう少し振ってくださいね。完全に、液体と固体が別々になります。

3.バターができたら、ペットボトルをはさみで切り固まったバターを取り出してください。

 

笑いをとれる夏休みの自由研究

つけもの

笑いを取れる自由研究として、ぬか漬けでいろいろなものを漬ける自由研究を紹介します。

小学生が、ぬか漬けでいろいろなものを漬けた感想をレポートにしてきたら、そのギャップがおもしろいですね。

ぬか漬けは、きゅうりやなすびなどが定番ですが、アボカドや山芋など、意外な食材でもおいしいんです!

このように聞くと、いろいろと試してみたくなりますよね。

自由研究のねらい・テーマ

ぬかに漬けるだけでなぜおいしい漬物ができるのかの仕組みを調べて体験できます。

ぬか漬けの仕組みとしては、ぬかに含まれる乳酸菌が、野菜からでる水分や栄養を元にして増え、今度はその乳酸菌が野菜にしみこんでおいしいぬか漬けができる、というものです。

水分量の違う色々な野菜を使ってみることで、ぬか漬けができるまでの日数の違いや、ぬか漬けにする前と後の味や食感の違いをレポートにまとめてみるのもありですね。

 

ぬか漬けの作り方

・所要時間

ぬか床から作る場合、3週間以上

野菜を漬け込むだけの場合、おおよそ1日から2日、食材により異なる

 

・用意するもの

・生ぬか

・水

・塩

・昆布

・粗挽き唐辛子

・捨て漬け野菜

・実山椒

 

・使う道具

・ボウル

・保存容器

 

・手順

1.大きめのボウルに、ぬか・塩、水を入れてかき混ぜます。

水は、少しずつ加えてぬかがゆるくなりすぎないように気をつけます。家庭で使うお味噌ぐらいの柔らかさが目安です。

2.1に、塩、山椒の実、粗挽き唐辛子を入れます。こちらも、均一になるよう混ぜ合わせてくださいね。

3.保存容器の下に昆布を入れて、ぬか床を入れます。

ここから捨て漬け※をおこないますが、捨て漬けに合う野菜は漬物にしておいしく食べられる、鮮度のいい野菜です。ぬか床の捨て漬け期間はおおよそ3週間ほどです。

捨て漬けの3週間の間に行うことは、新鮮な野菜を常温で3日から5日ほど浸けることの繰り返しと、ぬか床の混ぜ合わせです。

ぬか床の混ぜ合わせについては、冷蔵保存の場合は2日に1回、常温保存の場合は1日1回です。

※捨て漬けとは、野菜クズをぬかに混ぜ込むことです。
捨て漬けには、ぬかが発酵することを助けたり、強すぎる塩分をやわらげたり、漬け始めであるぬかのツンとした味を吸収する役割があります。また、野菜が塩分を吸収し、乳酸菌が増えることによって良いぬか床が作られていきます。

4.それでは、いよいよ食材にする野菜を漬けます。

さまざまな野菜を試してみてくださいね。最初にお伝えした通り、思ってもいない食材がぬか漬けに合うかもしれませんよ。ここでは、ぬか漬けにするには意外な食材を少しだけ紹介します。

 ・こんにゃく
 ・スルメ
 ・魚肉ソーセージ
 
 ぜひ、試してみて味を確認してくださいね。

 

こだわった夏休みの自由研究

クッキー

こだわった自由研究として、縄文クッキーを作るというのはいかがでしょうか?

木の実をすりつぶすなど、少し力がいるので、小学校高学年におすすめの自由研究です。

自由研究のねらい・テーマ

縄文クッキーを作ることによって、昔の人々がどのようなものを食べていたのか、日本の食の歴史を学ぶことができます。

合わせて、縄文人の暮らしなどについてや、実際に調理をして失敗した過程や工夫をしたところをレポートにまとめるのがおすすめです。

 

縄文クッキーの作り方

・所要時間

2時間程度

・用意するもの

・どんぐり粉

・くるみ

・栗

・長イモ

・ウズラのたまご(3個)

 

・使う道具

・すりこぎ

・すり鉢

・ボウル

・フライパン

・おろし器

・フライ返し

 

・手順

1.すり鉢とすりこぎを使って、くるみ・栗を粉にし、おろし器で長イモをすりおろしておきます。

2.くるみ・栗粉・長イモをボウルへ入れ、割ったウズラの卵3個も合わせて入れます。それらを、手でよく混ぜてください。

3.クッキーの形に丸めて平らにします。火が通りやすくなるよう、5mm~7mmの厚さが目安です。

4.最後に、フライパンで焼きます。油をひいて弱火で焼き、フライ返しを用いてときどきひっくり返してくださいね。

 

定番の夏休みの自由研究

塩

定番の自由研究として紹介するのは、塩の結晶作りです。

少し時間がかかるのがデメリットですが、やり方はとても簡単でおもしろいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

自由研究のねらい・テーマ

塩の結晶ができる理由について調べたり、塩と水の量を変えてみて、結晶ができるまでの時間の違いを実験してみるとおもしろいです。

この他、同じ濃度の食塩水を、部屋の中や外など、違う場所に置いてみると結晶ができるまでの時間にどんな違いがあって、その理由はなぜなのかを実験してまとめてみると立派な自由研究になりますよ。

 

塩の結晶作り

・所要時間

結晶を成長させず、取り出すだけなら1日から2日程度

結晶を成長させる場合2週間~(時間をかければかけるほど成長する)

・用意するもの

・食塩

・水

 

使う道具

・コップ

・ルーペ

【結晶を大きくする場合】

・接着剤(瞬間接着剤がおすすめ)

・釣り糸

・コップ

・ストロー

 

・手順

1.水に食塩を溶かします。

コップへ水を入れて溶けなくなるまで食塩を溶かしてください。異なる条件下で実験してみる場合は、同じ濃度の食塩水を作るために水と食塩の量を測って記録しておきます。

2.塩の結晶を作ります。

別の容器に食塩水をうつして、しばらく置いておくと食塩の結晶ができます。

あまり食塩水が深いと結晶ができるまでに時間がかかるので、入れる食塩水は厚さ1mmが目安です。

このとき、食塩水を部屋の中や外など、環境の違う場所に置いて、日当たりや、湿度、温度など、置いた場所による経過の違いも観察します。

3.塩の結晶を大きくします。

結晶を大きくする場合は、できた結晶の中から、なるべくサイコロ型のものを複数個選んで、接着剤で釣り糸につけてください。

それを複数作って、ストローなどに巻きつけ、食塩水が入ったコップに吊るして日当たりの良い場所に置きます。

1度結晶を塩水に漬けたら、取り出さずにそのまま置いてください。

日当たりの良いところに置いて、3~4週間経つと、水分が蒸発して大きな結晶になります。

1週間ごとなど、途中何度か取り出してみて、サイズや重さを測って記録しておくと、まとめやすいです。

 

まとめ

夏休みの自由研究で、小学生がわくわく楽しめるようなものを紹介しました。

自由研究は、頭を抱えながらアイデアをひねり出さなくても、普段の何気ない生活の中の「なぜ」にスポットを当てて、研究テーマにするとおもしろいですよ。

楽しんで取り組んだことが、思いがけない勉強の機会になるかもしれませんね。

 

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