こんにちは、ライターのべにです。

近年、熱中症になってしまい、病院にかかるペットたちが増えているそうです。あなたの愛犬も、もし熱中症になったらどうしようと、心配になったことってありませんか?

私はチワワを飼っているんですが、先日、家に帰るとお留守番させていた犬がぐったりしていて、元気が無いことに気が付きました。いつもより、はぁはぁと舌を出すので、なんか変だなぁと思っていたんですが、カーテンを開けっぱなしで出かけてしまったせいか、部屋がすごく暑いことになっていたんです。しかも、犬の水飲み場のボウルが空っぽになっになっていたので、急いで足して、すぐさま愛犬の熱中症のことを考えてしまいました。

もうすぐ10歳で高齢の犬なので、今後このようなことがないように、犬の熱中症のことについて、詳しく調べてみることにしました!そこで今回は、犬の熱中症についてのしっかりした予防と対策を詳しくご紹介していきます!

 

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犬を熱中症にさせないための対策と予防

調べてみると、犬を熱中症にさせないための対策と予防は、室内犬室外犬かで、できることが違うようです。おうちで日常的にできることや、お散歩のときに気を付けることなど、すぐに実践できそうなやり方があったので、早速、紹介していきますね!

私が今までに勝手に思ってやっていたことは、犬が生活する環境で、直射日光を避けてあげることや、エアコンをつけてあげることくらいでした。でも、もっと細かくできることがあるんだなと、発見がありました。是非、参考にして下さい!

室内犬の場合

直射日光を避ける

日の当たる場所にずっといたりすると、熱中症や熱射病の原因になります。

強い日差しが入る窓のカーテンは閉めて遮光したり、ベランダ等がある場合は、すだれやグリーンカーテンで日差しを遮ってあげてください。

エアコンを使う場合も、カーテンを閉めておくだけで冷房効率があがり、節約にもなります。

 

通気性をよくしておく

犬は、暑さだけじゃなくて湿気も苦手だそうです。

犬が快適としている湿度環境は、一般的に40%~60%と言われています。部屋の湿度がこれ以上にあがると、熱中症にかかりやすくなるので、注意が必要です。

エアコンがない場合は、犬がいる部屋の湿度が上がって蒸したりしないように、普段も晴れた日には窓を開けて、通気性をよくしてください。誰もいない部屋で留守番をさせるときは、家の換気扇を回して出かけるようにするといいようですよ!

 

エアコンを利用する対策方法

気温25℃を超え、湿度は60%以上になると熱中症の可能性が高まるそうです!室内の環境がそうなってしまわないように管理するには、除湿機能が付いたエアコンが便利です!

でも、あまり低い温度設定にしてしまうと、お散歩時や、他のお部屋に行った時の温度差で夏バテやクーラー病の恐れもあります。これは温度変化によって自律神経が乱れ、体調を崩してしまう病気で、人間にもありますよね?!なので、クーラーの設定温度は、低くても23℃までにとどめて、25℃前後がいいようです。私たちが肌寒いかな?と思って薄手の上着を一枚羽織る位の温度が、犬にはちょうど快適な温度だそうですよ。

また、湿度が高い地域や、じめじめとした日には、除湿機能を使用してあげてください。ちなみに、愛犬が快適に過ごせているかどうかは、その態度からも分かるようです。愛犬をしっかり観察して、いいぐらいに調整してあげられるようにしましょう。

暑すぎるときのサイン

●水をたくさん飲む
●冷たいタイルや床を探して寝そべる
●ハッハッと浅い呼吸を繰り返す

快適なときは、体を伸ばして気持ちよさそうにお昼寝しているので、いつもそういった状態に、お部屋の温度と湿度を管理してあげられるといいですよね。

 

室内犬のアイテムを使った対策方法

万が一、停電になってエアコンが使えなくなった時の為にも役立つ、身近なものでできる対策がありました。

◎凍らせたペットボトルや保冷材を利用する

凍らせたペットボトルや保冷材にタオルを巻いて、愛犬の身体を直接冷やしてあげる方法です。

これなら日常でも簡単にできそうですよね。座っているところに持っていくとか、または犬は暑いと、涼しい場所を自分で探しに行って腹部を冷やしたりするので、その習性を利用して、犬のいつも寝ているところや行動範囲内に置いてあげるのもいいようです。

その他にも、市販のグッズで便利そうなものがあったので紹介しますね!

 

◎クールマット

置いておくだけでいいアルミプレートです!ジェル入りクールマットだと、噛んで遊んでしまう子もいますから、これだとそれができないのでいいなと思いました!傷みにくいので長持ちしそうで、コスパもとてもいい気がします!

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◎ペット用クールソファベッド 角型

触るとひんやりする接触冷感生地のクッションが使われている、ペット用のベッドです。この素材は、人間用の寝具にも使われているようです。私も夏に使っているので、冷やされる感が想像できます!柔らかくて寝心地がよさそうで、いいなと思いました。丸形や、他のサイズもありますよ!

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室外犬の場合

室内犬同様、日の当たる場所にずっといたりすると、熱中症や熱射病になります。必ず日陰があり、風が通る場所を用意してあげてください。

新鮮なお水がいつでも飲めるように用意しておいてあげるのも大切です。お水の中にを入れておくのも良いそうです。でもすぐに溶けてしまったり、温まってしまうので、こまめに交換をして、常に綺麗で新鮮なお水が飲めるようにしてあげてくださいね。

●犬がいるエリアの遮光と通気性をよくする
●犬小屋を照り返しの少ない日陰へ移動させる
●新鮮な水がすぐに飲めるような水飲み場を設ける

室外犬のアイテムを使った対策方法

室内犬と同じように、凍らせたペットボトルや、保冷剤を犬小屋の中に置いておくなど、犬が必要な時に直接体を冷やせるように、準備しておくのがいいと思います。

ただ、屋外だと暑さですぐに溶けてしまうので、タライや簡易プールに氷水を入れて、水遊びをできるようにしておいてあげるのもいいかもしれません。お水が好きな子なら大喜びだと思います。熱中症もしのげて、楽しんでくれるなら一石二鳥ですよね!

市販の便利なグッズもあったので紹介しておきますね。

◎ウェットタイル

水と風だけで冷える気化作用を利用したペット用の冷却板です!冷房を使わず、自然の力だけで気温よりも10度も冷えるようなので、すごい冷却力ですよね!

使い方は簡単で、乾いたタイルに水を吸収させて、あとは犬の側で風通しの良い場所に置いておくだけです!タイルは、乾いていくときに冷えます。例えば外気が30℃以上になっても、このタイルは冷え続けれるようです!これがあれば室外犬も快適に過ごしてくれそうです!

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◎お散歩時の対策

すぐに出来る日常的な対策方法としては、お散歩は早朝や夕方の比較的涼しい時間に行くことや、お散歩の途中にちょこちょこ水分補給をしてあげることなどがいいようです!

先日見かけたお散歩途中のワンちゃんは、保冷剤が入るバンダナをしていました!熱中症対策に役に立つし、しかもかわいいなと思ったので、私も購入を考えています。

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熱中症にかかりやすい犬

対策方法を色々調べていたんですが、もともと熱中症にかかりやすいと言われている犬の種類があることがわかりました。もし愛犬が当てはまるなら、特に気を付けてあげたほうがいいかもしれません。

一般的に言われているのは、熱を吸収しやすい黒色の毛の犬パグシーズーブルドックなどの短頭種や短頭種の血統を持っているMIX犬などです。この子たちは、体温を下げる能力が低いので熱中症になりやすいそうです。

また、ダックスフンドジャックラッセルテリアなどの胴長短足の犬も、地面から胴体が近いので、太陽の照り返しを含んだ輻射熱をまともに胴体部分に受けてしまうので、お散歩の時間に特に配慮が必要な犬種です。

シベリアンハスキーポメラニアン柴犬秋田犬などの2層構造の被毛ダブルコートを持つ犬種も、熱がこもりやすいので暑さに弱いそうです。サマーカットをしてあげるといいかもしれませんね。私の愛犬のように、基礎体力が落ちているシニア犬や生後間もない仔犬も注意が必要です。

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熱中症になりそうだったり、なってしまった場合はどこで判断するの?

対策をしっかりしていても、いざという時に熱中症かどうか判断できないと困りますよね!私も犬がぐったりしているのを見て、初めはどうしちゃったのかわかりませんでした。何か様子がおかしいと思っても、どうやって応急処置をしていいかわからないと、本当に困ると思います。

そこで、熱中症について慌てずに適切に対応することができるように、症状応急処置をまとめてみました。

初期症状

・呼吸がとても荒い
・よだれを大量に出す
・悪心、嘔吐
・下痢
・体温が下がらない
・口の中が赤くなる
・脈拍、心拍数の増加

重症症状

・虚脱
・失神
・痙攣
・呼吸困難
・意識不明

応急処置の方法
応急処置で最も大切なことは、水分を取らせることと、体を冷やすことだそうです。

◎水分を飲ませる
新鮮で冷たいお水か、人間用のスポーツドリンクを2倍くらいに薄めたものを飲ませてあげてください。

◎体温を下げる
日陰やエアコンがきいている部屋など、とにかく涼しい場所に移動させて、身体に水をかけるか冷やした濡れタオルで体を巻いて冷やしてください。

扇風機やうちわなどで風を送ると、気化熱によって体温も下がります。この時、氷水が早いと思うかもしれませんが、冷たすぎて血管の収縮を引き起こして逆に危険のようなので、すぐには使わないようにしましょう。

また、タオルを巻いた保冷剤や氷まくらを、首の頚動脈の部分や内股腋下などの被毛や、皮膚が薄く体温が下がりやすい部分にあてて冷やすのも有効のようです!

熱中症は初期段階で対処できるかどうかが、とても重要になるようなので、初期症状が現れたら、応急処置を施してみてください。重症の場合は、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。

犬の暑さ対策のための食べ物や飲み物は?

人間同様に、犬も夏場は食欲が落ちて夏バテになったりします。そうなると体力も落ちて、熱中症にもかかりやすくなってしまいます。

そんな時は、食欲を回復させるためのトッピングを普段の食事にプラスしたり、水分も一緒にとれる食べ物を与えてみるといいようです。食欲不振になりそうだったら試してみてください!

おすすめのトッピング

◎煮干しやカツオのだし汁 
与え方:塩分の少ないだし汁を冷やして、いつものごはんに少しかけてあげます。

◎鶏のササミや胸肉
与え方:あくを取ったゆで汁も冷まして、一緒にご飯に混ぜてあげると喜びます!

◎プレーンヨーグルト
与え方:砂糖の入っていないものをティースプーンに1杯ほどかけてあげます。

◎ドライフードをふやかす
与え方:水やぬるま湯でふやかすことで、においが強くなります。それだけで、ご飯を食べない犬がガツガツ食べてくれるようになる事もよくあるそうです。

◎ウェットフード
与え方:ウェットフードは嗜好性が高く食べやすく、食欲の増進が期待できるので混ぜてあけるといいですよ!

水分補給もできる食べ物

◎水分の多い野菜:キュウリ、レタス、トマト

◎水分の多い果物:梨、スイカ

犬が食べても良い野菜や果物をあげて、不足しがちな水分を一緒に補うことができます!ただし、あげすぎは消化不良を起こし、下痢や嘔吐の原因になりますので注意してくださいね!

また、一時的に水分の多いウェットフードに切り替えるのもおすすめです。嗜好性の高いフードなので喜んでくれると思います!

暑さ対策の飲み物

◎お水に氷を入れてあげる/氷をあげる
お水がひんやりしていて喜びます!中には氷だけをぺろぺろする子もいるので、夏場は欠かさず氷を作っておきましょう。

◎2~3倍薄めたの麦茶をあげる
カフェインレスで栄養価の高い麦茶!飲ませすぎは厳禁ですが、飲ませてもいいそうです。ただし結石がある犬には、ミネラルが豊富なため避けたほうが良いそうです。

◎犬用スポーツドリンクを与える
こちらは緊急用なので、普段は飲ませる必要がないそうですが、もし愛犬が熱中症かもしれない場合や、脱水症状ぽい場合にあるといいと思いました!ペットショップやホームセンターのペットコーナーにも置いてありました。犬用がない場合は、人が飲むポカリスエットなどを3~5倍に薄めてあげてもいいそうですよ。

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<室内犬の環境>
カーテンなどで直射日光を避け、換気扇を回すなどして通気性をよくしてあげる。

エアコンは23℃~25℃に設定し、湿度は60%を超えないように調整してあげる。

■クールマットなどの市販のグッズを用意して、犬が自分で体を冷やしに行ける場所を作る。

<室外犬の環境>
風通しがよく、日陰ができる場所に犬小屋を置くようにする。

新鮮な水がいつでも飲めるように用意する。

■水遊びができる環境があればベスト。

■ウェットタイルなど市販のグッズを用意して、犬が自分で体を冷やしに行ける場所を作る。

<犬の暑さ対策>
■散歩は、朝夕の涼しい時間に行くようして、途中でもこまめに水分を与えることが大事!

■熱中症らしき症状が現れた場合の応急処置は、水分補給と体温を下げることが第一!

■夏バテで体力がなくなると熱中症にかかりやすくなるので、食欲がなくならないように工夫することが大事。

まとめ

愛犬が熱中症にならないように、普段から気を付けてあげることが1番ですが、今回調べてみて、いざという時の対処法を知ることができたのでよかったです!お留守番をさせることが多い日常ですが、おかげでその間の家の環境をしっかり見直すことができました。この夏は、愛犬のために身体を冷やせるクールマットを必ず室内に置いてあげようと思っています!

 

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