こんにちは、ライターのさゆです!

年末が近づき、何かと慌ただしくなってきましたね。

私は毎年、会社の人や友人と年賀状のやりとりをしているんですが、今年は祖父が亡くなってしまったので、年賀状が出せないことを早めにお知らせした方がいい事に気が付きました。

でも、今まで喪中はがきを出したことがないので、出す範囲のことや送る相手はどこまでなのか分からなくなってしました。

そこで今回は、喪中はがきを出す範囲や相手はどこまでなのか、文例マナーも含めて調べてみようと思います。

 

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身内に不幸があった時、喪中はがきを出す範囲はどこまで?

喪中はがきを出す範囲は、「2親等」までの近親者が亡くなった時が一般的なようです。

ですが、2親等の場合は同居しているかどうか、日頃のお付き合いはどうかによって出さないという人もいるようです。

近親者の範囲は以下を参考にしてみて下さいね。

●近親者の範囲

 

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喪中はがきを出す相手はどこまで?


喪中はがきを出す相手は、年賀状のやり取りを毎年している人が一般的なようです。

実際、両親や兄弟等の身内の人は、不幸があったことを既に知っている場合が多いので、改めて喪中はがきを出す必要はありませんが、仕事でお世話になっている人や、友人は例年通り年賀状を送ってくれる可能性が高いので、出した方がいいと思いました。

また、お葬式で喪主をつとめた人の場合は、亡くなった人に代わって、仕事関係の人や友人、お葬式に参列してくださった人にも喪中はがきを出さなければならないようです。

もし、喪中はがきを出していない相手から年賀状が届いた場合は、後日必ず寒中見舞いを出すようにして下さいね。

喪中はがきを送る場合いつ送ればいいの?

喪中はがきは、「年賀状でのご挨拶をご遠慮させていただく」ことをお伝えするものですので、相手が年賀状を準備する前の10月中旬~11月下旬までに出す方がいいようです。

この時期を過ぎてしまうと、相手が喪中を知らずにあなたへの年賀状を用意してしまう可能性があるので、出す時期には特に注意して下さいね。

なお、年末に親族が亡くなった場合は、既に年賀状を出していたり、喪中ハガキの準備が間に合わなかったりすることもあると思います。

その場合は、年が明けて松の内(1月7日以降)に「寒中見舞い」として、いただいた年賀状のお礼も兼ねてお知らせをするという方法もありますよ。

喪中はがきはどういったものがいいの?

最近では喪中はがきも様々なデザインがありますが、基本的には派手過ぎないシンプルなデザインがいいと思います。

私がおすすめするデザインを2つご紹介したいと思います。

【定番】モノクロデザイン

喪中はがきで定番なのは、モノクロでシンプルなデザインです。

花、山や空等の風景、和柄等複数種類がありますので、亡くなった方が好みそうなものを選ぶといいと思います。

【人気】カラーデザイン

最近人気なのは、カラーで花等のモチーフがあるデザインです。

亡くなった方の明るい人柄を表すこともできますし、生前好きだった色を選ぶことで、故人を偲ぶ気持ちも伝わると思いますよ。

文例やマナーは?

喪中はがきは形式が決まっていて、「だれがいつ亡くなったか」「生前のお礼」「相手を気遣う結びの言葉」「日付」の4つを入れるのがマナーです。

送る時に相手に失礼のない文例を考えてみたので、是非参考にしてみて下さいね!

●文例

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます

本年○月に、〇〇(享年○○歳)が永眠いたしました
ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝いたします
なお、時節柄くれぐれもご自愛の程お祈り申し上げます

平成○○年○○月

喪中はがきを書くときのポイント

喪中はがきを書くときのポイントが4つありますのでご紹介します。

ポイントをしっかり押さえて、失礼のない文章にしましょう。

誰がいつ何歳で亡くなったのか

身内の誰がいつ何歳で亡くなったのかは必須です。

もし夫婦連名で出す場合は、夫からみた続柄を書いて下さい。

年内に複数の身内が亡くなってしまった場合、複数枚の喪中はがきを出すのではなく、亡くなった人全員を1枚のはがきに書くのが一般的のようです。

お礼の言葉

年賀状として1年のお礼をお伝えすることができませんので、喪中はがきの文面で簡潔にまとめます。

相手を気遣う結びの言葉

結びの言葉として、相手を気遣う言葉を入れるようにします。

日付

最後に喪中はがきを書いた日付を必ず入れて下さい。

その際は、算用数字ではなく「一月」、「二月」と漢数字で書くのが基本です。

注意したいこと

おめでたいことを表現する言葉は使わない

不幸があったことを伝えるものですので、おめでたいことを表現する言葉はタブーです。

「年賀」は「年始」「年頭」「新年」等言い換える必要があります。

句読点は使わない

句読点が採用されるようになったのは明治時代以降です。

今も続く昔からの改まった慣習では、「。」「、」等の句読点を使わないのが一般的です。

 
 

● 要約

  • 喪中はがきを出す範囲は、「2親等」までの近親者が基本
  • 喪中はがきを出す相手は、「年賀状のやり取りを毎年している人」が一般的
  • 喪主をつとめた場合は「年賀状のやり取りを毎年している人」「亡くなった人の仕事・友人関係の人」「お葬式に参列してくださった人」に出す
  • 10月中旬~11月下旬までに出す
  • デザインは、派手過ぎないシンプルなものを選ぶ
  • 文面には「誰がいつ何歳で亡くなったのか」「お礼の言葉」「相手を気遣う結びの言葉」「日付」の4つを入れるのがマナー
  • 「おめでたいことを表現する言葉」と「句読点」は文面で使わない

まとめ

今回調べてみたことで、喪中はがきを出す範囲や出すときのマナーがよく分かりました。

私の祖父が亡くなった時は父が喪主をつとめたので、毎年、年賀状のやり取りをしている親しい人にだけに出そうと思っています。

ただ、遅くなって相手が年賀状を用意してしまわないように、急いで準備をしなければと少し焦っています。

喪中はがきを出す範囲や相手、出す時期、おすすめのデザインや文例がわからないと悩まれているなら、是非参考にしてみて下さいね。

 

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