こんにちは。ライターの、みんです!

小さい子供が数を数えたり計算するとき、指を使って数えることってよくあることだと思います。

計算を学び始めた頃ならそれでもいいかもしれませんが、ある程度大きくなってもそのままだと、対応に時間がかかりますし、周りの目も気になりますよね。

実は、私が家庭教師として新しく教えている子がまさにそうで、どうにかして直してあげたいと思いました。

そこで今回は、指を使わずに計算できるようになるトレーニング方法を調べてみることにしました!

 

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計算を指を使わずに数えられるようにするにはどうすればいいの?

子供の勉強を見てる母親のイラスト

調べてみたところ、頭の中で計算できるようになるための具体的なトレーニング方法がいろいろありました。

また、トレーニングする上でのコツも合わせてご紹介します。

具体的なトレーニング方法

●合成、分解トレーニング

こちらは数字に慣れるために、おすすめのトレーニング方法です。

例えば、合計が5になるには3と何を足したらよい?という風に、5という数字を分解して考えていきます

少しずつ数字に慣れることが大切なので、小さな数字から行なうと良いですよ。

具体的には、最初は2~5、次は6~10、その次は11~15といった感じで5ずつくらいを目安に、小さい数字で慣れたら少し大きい数字、と徐々に大きい数字にチャレンジします。

例)

2の場合… 2 = 2 + 〇
2 = 1 + 〇
2 = 0 + 〇

3の場合… 3 = 3 + 〇
3 = 2 + 〇
3 = 1 + 〇
3 = 0 + 〇

 

なかなか難しい場合は、数字をブロックに置き換えてみるのもおすすめです!

図にすると視覚的にわかるので感覚をつかみやすいですし、紙に書く作業は頭で思い浮かべるよりも頭に残ります。

例)

2の場合… □□ = □□ + 〇
□□ = □ + 〇
□□ = 0 + 〇

3の場合… □□□ = □□□ + 〇
□□□ = □□ + 〇
□□□ = □ + 〇
□□□ = 0 + 〇

 

●数を物でイメージする

数を数字そのものではなく、物体として思い浮かべることで違った角度から理解することにつながります。

例えば、頭の中で○5つを1セットとして思い浮かべてみると、数字を下の例のようにとらえることができます。

例)

8の場合、
○○○○○ + ○○○ = 8 となります。
16の場合、
○○○○○ + ○○○○○ + ○○○○○ + ○ = 16 となります。

 

思い浮かべるのが難しい場合は、りんごやみかんなどを机の上に置いて視覚で頭に入れると覚えやすくなります。

積み木やカードなど身近なものでも構いません。

こちらの動画がとてもわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください。

【りんごで足し算をまなぼう!子供向け知育アニメだよ】

●基本的な計算は暗記してしまう

実は、暗記するのもおすすめの方法です!

私たちが普段、2+3=5など簡単な計算をするとき、わざわざ頭の中で「2に3を足して…」など考えずに答えを出しますよね?

公式や掛け算の九九を暗記で覚えるように、わざわざ頭で考えず、覚えてしまうとスピードも早くなります。

初めは、1+5や3+4など、答えが1桁になる計算を頭の中でできるように練習します。

慣れてきたところで答えが2桁になる数字を計算し、徐々に慣れていくと取りかかりやすいです。

暗記カードを使って目で見て慣れていくのも良いと思います。

トレーニングのコツ

●指を使わず計算できたときにほめて、やる気を引き出す

本人が計算することを苦手、億劫(おっくう)に感じてしまわないよう、指を使わず計算できたときはほめてあげることが大切です。

計算できたことが本人の自信にもなり、やる気が出ます。

●慣れるまで繰り返して、頭の中で計算することを習慣化させる

習うより慣れろではないですが、やはり問題の数をこなしていくことで問題に慣れることが大切です。

初めは大変かもしれませんが、繰り返すことで頭の中で計算するということが習慣化されていき、指を使わなくても計算できるようになります。

●問題にかかった時間を記録して、成果を目に見える形にする

問題にかかった時間を記録するのも1つの方法です。

徐々に解く時間が短くなれば慣れてきた証拠なので、ゲーム感覚でやる気を引き出してみてください。

●宿題は指を使ってもOK!焦らずに対処する

期限があるもの、課題等は、理解してから解こうとすると時間がかかってしまい、どうしても焦ってしまいます。

あまりにも混乱して進まない場合は、指を使ってもOKにしてあげてください。

出来ないことへの焦りは集中力を欠いてしまうので、期限のある宿題などは自分のペースで解くことも大切です。

 

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どうして計算するときに指を使ってしまうの?

勉強しているイラスト

計算するときに指を使うのは、一般的に6歳頃まで、と言われています。

ですが、その時期を過ぎても指を使ってしまうのには下記のような理由があるそうです。

●数字を順番としてとらえている

例えば6+3の場合、6の後に1、2、3と指折りして9という答えを出すといったように、数字を順番としてとらえてしまうことが原因の1つです。

数字が小さい場合は対応できますが、大きくなると対応が難しくなります。

●指を使って計算することが習慣化されている

指を使って計算することが習慣となっていることも原因の1つと考えられます。

人は一度習慣化してしまうと、そちらの方が楽だと思ってしまうので、頭の中で計算するよりも指を使いたくなるものです。

●指で数えて答えを確認することで落ち着く

頭だけで考えてしまうと、導き出した答えが本当に正しいのか不安になることがあります。

そういった場合に指を使って確認してしまうことも原因の1つです。頭で考えるのが慣れないうちは、確認のために指を使うのもよいと思います。

頭の中で計算するトレーニングをしたり、簡単な計算は暗記するなど先ほどご紹介したような方法を繰り返すことで自然と指での確認がなくなっていくと思います。

まとめ

計算をする際、指を使ってしまうのには様々な原因があることがわかりました。

ご紹介したようなトレーニングをやる気を引き出しながら繰り返し行うことが重要だと思います。

一般的に計算するときに指を使うのは6歳頃までと言われていますが、周りの目を気にすることなく本人のペースで、焦らずに自信を持たせてあげること、見守ることも大切だと思います。

私も本人の気持ちを大切にしながら、ご紹介した方法を実践してみようと思います!

 

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