こんにちは、ライターのまゆです!
揚げ物って食卓の主役にもなりますし、お弁当のおかずにも使えて便利ですよね!
そんな食卓の味方、揚げ物ですが、油が残ってしまうので、再利用する方も多いのではないでしょうか?
私は1度の使用で処分するのはもったいない気がしていつも2~3回再利用するのですが、先日久しぶりに揚げ物をしようとオイルポットを見たところちょっとドロッとしてきていました。
油は時間が経つと酸化すると聞きますし、実際どのくらいの期間だったら安全に使えるのか知らないので、このまま使っても大丈夫なのか心配になってきました。
そこで今回は、揚げ物油の酸化の見分け方と、どのくらいの期間だったら再利用しても問題ないのかについて詳しく調べてみることにしました!
揚げ物油の酸化の見分け方!
油は、空気や光、加熱などによって酸化してきます。
油が酸化しているかどうか見分けるポイント5つをご紹介しますので、どうかな?と迷ったらぜひ確認してみてください。
ポイント1:色
ポイント2:状態
ポイント3:におい
ポイント4:加熱すると煙が出る
ポイント5:食材から出る泡がなかなか消えない
このように、においと状態をよく確認すると、酸化が進んでいるのかが確認できます。
揚げ物の油を再利用できる期間は?
揚げ油の種類、揚げた食材、温度などによって状況が異なるので明確な基準はありませんが、1度使った揚げ油は、2週間以内に2~3回で使い切るのが安心です。
油は、時間が経つほど、使う回数が増えるほど酸化していくので、1度しか使っていなくても、2週間以上経過している場合や、2週間以内であっても4回以上使っている場合などは、再利用せず処分した方がいいです。
ちなみに、再利用する際に新しい油を足してから使うこともあると思いますが、古い油の酸化した成分は新しい油の性質も古い方の成分に変えてしまうそうです。
新しい油を混ぜれば使える期間や回数が増えるわけではありませんので、注意してくださいね。
揚げ物の油の保存方法は?
ここからは、揚げ物をした油を、できる限り酸化を防ぎながら保存する方法をご紹介していきます。
ステップ1:揚げカスをきれいに取り除く
ステップ2:蓋のついた密閉容器に入れる
ステップ3:高温多湿・直射日光を避けて冷暗所で保管する
酸化した揚げ物油は体にすごく悪いの?
調べてみたところ、酸化した油には下記のような悪い影響があることがわかりました。
●摂取後すぐに出る影響
●酸化した油を長期間摂取した場合の影響
食用油を製造している日進オイリオのHPには、においがキツイなどかなり酸化した油を摂取すると、腹痛や嘔吐下痢といった症状が出ることがあると書かれていました。
また、そこまで酸化したものでなくても、酸化した油は過酸化脂質という有害なものに変化するため、それを長期的に摂ることで体に有害物質が蓄積されると考えられています。
厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」によると、この過酸化脂質は、動脈硬化やがん、老化、などを引き起こす原因となるということです。
さらに、過酸化脂質による動脈硬化の結果、脳の血管に障害が起こることで「脳血管性の認知症」になることもあります。
このように、酸化した油を摂ると体に様々な悪い影響があります。
まとめ
揚げ物をした後の油は、思っていた以上に早く酸化が進むことを知り驚きでした!
これまでは再利用する回数ばかり気にしていましたが、回数だけでなくどのくらい期間が経っているか、という点も油の酸化に影響していることを頭に入れて、今後は2週間を超えたら思いきって処分したいと思います。
また、もったいないからと酸化した油を使っていると、食中毒のような症状が出たり、長期的にも動脈硬化やがんなどの恐れもあるということを知り、とても怖いと思いました。
油の正しい保管方法や使用の目安を守って、安心安全な食卓にしていきたいですね。