こんにちは、ライターの麻紀子です。

皆さんは賞味期限切れの食べ物って、どうしていますか?

安いから買っていたものでもついうっかり、賞味期限が過ぎていた!ていうこと、ありますよね。

私は多少賞味期限を過ぎていても気にしない派なのですが、夫は賞味期限を過ぎた食材はどんどん捨ててしまうんです。。

でも、食べ物が賞味期限の日の24時を過ぎた途端、急に食べられないものに変化するとは思えないので、それって勿体なくないのかな?とずっと思っていました。

そこで今回は、賞味期限と消費期限の違いや、賞味期限を過ぎたものは本当に食べられないのかを調べてみました!

 

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賞味期限と消費期限の違いって何?

食品と砂時計

まず、賞味期限と消費期限それぞれの定義は、どちらも未開封のまま正しい保管方法で保存されていることが大前提です。

そのうえで、以下のように使い分けられています。

賞味期限

その食品を作ったメーカーが、その食品の品質が損なわれない内に食べられると定めた期限のこと。

製造日から賞味期限までが3ヶ月以内のものは「年月日」、3ヶ月以上のものは「月日」で表示されています。

 

消費期限

おおむね5日間ほど経過すると品質が変わってしまう食品につけられるもので、メーカーがその食品を安全に食べられると定めた期限のこと。

 

つまり、賞味期限と消費期限の違いは、“美味しく食べられる期限”か“安全に食べられる期限”ということになります。

消費期限切れの食品は危ないかもしれないから食べない方が良くて、賞味期限切れの食品は美味しくないかもしれないけれど食べられるかもしれない、という印象を私は受けました!

 

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賞味期限切れはいつまで大丈夫なの?

目玉焼きの写真

それでは、賞味期限(美味しく食べられる期限)が切れても食べられる食品はいつまで大丈夫なのでしょうか。

これは、その食品の種類や保存状態にもよりますが、大体賞味期限から1.1~1.2倍の期間を目安にすると良いそうです。

例えば、賞味期限が1年の食品の場合は、下記のように計算します。

1年(12ヶ月)×1.1=13.2ヶ月

1年(12ヶ月)×1.2=14.4ヶ月

 

つまり、賞味期限から1ヶ月~2ヶ月半前くらいまでは食べても大丈夫な期間の目安になります。

ただし、すべての食材がこの目安になるわけではないので、食材によっては十分に注意してください!

また、消費期限切れの食品は必ず食べないようにしてくださいね!

ここからは、賞味期限を過ぎても食べられる期間の目安がある食材をご紹介します!

醤油

未開封で常温保存の場合、製造から約3年は大丈夫とされています。

ただし、醤油に透明度がなく真っ黒になっていたり、なめた時にすっぱさを感じる時は必ず使用するのをやめておいてください。

ソース・油

未開封で常温保存の場合、製造から約2年は大丈夫とされています。

ただし、ソースの表面にカビが浮いているときや、油が埃っぽい臭いがしていたら必ず使わないでください。

牛乳

牛乳

未開封で冷蔵保存している場合は賞味期限を過ぎてから1週間ほどは大丈夫とされています。

ただ、開封後は賞味期限内でも2~3日で使い切るのがおすすめです。

固まりがある場合やドロドロしているとき、すっぱい臭いがしているときは必ず飲むのをやめてください。

水に牛乳を一滴落とした時に、水面に広がった場合も危険です。

新鮮な牛乳は水に落とすと底に沈んで行きます。

卵の賞味期限は、10度以下の乾燥させた状態で保存した場合に、生で食べられる期間が書かれています。

夏場はやめておいた方が良いかもしれませんが、賞味期限から春秋は4日、冬はなんと1ヶ月ほどは加熱調理すれば大丈夫だとされています。

ただし、卵を殻から出した時に白身に弾力がなかったり、黄身がすぐ壊れてしまう場合、異臭がする場合は必ず食べないでください。

冷凍食品

未開封でマイナス18度に保存されていた場合、製造から約1年は大丈夫とされています。

ただし、袋の表面や内部に霜が沢山出来ている場合は、食べない方が良いようです。

霜は、食品や冷凍庫内から集まった水分が凍ってできるので、食品が乾燥して品質が変わってしまっている可能性があります。

賞味期限切れで特に注意しなければならない食材は?

お腹が痛い人

食材によっては賞味期限を過ぎても食べられるものがありますが、賞味期限が切れていたら必ず食べない方が良い食材もあります!

ひき肉

お肉は空気に触れる面から悪くなっていきますが、ひき肉は空気に触れる面積が大きい食材です。

ひき肉はお肉をひいて作られた段階から腐敗や酸化が進んでいく食材なので、必ず賞味期限を守って使い切ってくださいね。

魚介類

お刺身の写真

魚介類は古くなるにつれ、ヒスタミンという物質が増えていきます。

ヒスタミンはアレルギー症状や食中毒を引き起こす原因になる恐ろしい物質で、加熱しても無くなりません。

少しでもヒスタミンが少ない状態で食べるのがベストなので、必ず賞味期限内に食べきることをおすすめします。

生卵

卵は先ほど夏以外なら賞味期限を過ぎても大丈夫と書きましたが、あくまでも加熱調理をする場合です。

卵は重大な食中毒の原因になるサルモネラ菌が潜伏している可能性があり、次第に繁殖していきます。

サルモネラ菌は熱に弱いので賞味期限を過ぎた卵を食べる場合は加熱調理してください。

臭いや味、見た目に違和感を感じたもの

開封した時に変な臭いがしたり、食べてみて味に違和感を感じたり、変色していると感じるものは必ず食べるのをやめてください!

これは、賞味期限内のものでも注意しないといけないポイントです。

厳密に研究機関で細菌や腐敗具合の調査ができない限り、自分の感覚を頼りに、少しでも危ないと思ったものは食べない様にしてくださいね。

賞味期限のない食材もあるの?

アイスクリーム

食材の中には、長期間保存していても品質が変わらない物もあり、そういうものには賞味期限の表示がありません。

ここからは、具体的に賞味期限がない食材をご紹介していきたいと思います。

アイスクリーム

アイスクリームはマイナス18度で保管しているとほとんど劣化をしないとされているので賞味期限がありません。

ただ、自宅の冷蔵庫は開け閉めの際に庫内の温度が上がったり、ぎゅうぎゅうに詰め込まれていると十分に冷えない可能性もあるので、なるべく早く食べることをおすすめします。

また、一度溶けたものを再冷凍したものや、食べかけを冷凍庫に戻したもの等は品質が大きく変わってしまうので、なるべく早めに食べる必要があります。

梅干

昔ながらの塩だけで漬けた梅干は塩の働きによって雑菌の繁殖を抑えられるので、賞味期限がありません。

具体的には塩分が20%以上のもので、他に何も加えられていなければ何年でも食べられるそうです。

ただ、様々な調味料を使って味付けがされているものや塩分濃度が低いものは賞味期限があったり、早くに消費しないと悪くなってしまうものもあるので注意が必要です。

蜂蜜

蜂蜜はそれ自体に強い殺菌作用がある為、常温で長く保存がきく為賞味期限がありません。

ただ、安い蜂蜜は液糖等の混ぜ物がされている場合もあり、純蜂蜜だけのものより保存がきかない場合もあるので注意です。

塩・砂糖

塩や砂糖は、食材を漬け込むと保存食にできることができるくらい、細菌が繁殖しにくく安定した食材です。

ただ、湿気に弱いので湿度管理には注意してください。

蒸留酒

ウィスキーやジン、焼酎等の蒸留酒もアルコール度数が高く、賞味期限はありません。

ただ、空気に触れたり直射日光に当たると酸化等で品質が悪くなってしまうので保管場所には十分注意をしてください。

まとめ

調べてみると、賞味期限と消費期限の違いは、“美味しく食べられる期限”か“安全に食べられる期限”ということでした!

どちらにおいても、保管場所や保存状態に気をつけることと、開封してしまったものはなるべく早く使い切ることが重要です。

子供には特に安全なものを食べさせたいので、食材の安全性を日付だけに頼らず、しっかりと確認していきたいと思います!