こんにちは、ライターのSoraです。

寒さが強くなってきて本格的な冬を感じ始めてきました。

冬と言えば冬至のゆず風呂を想像する人も多いのではないでしょうか。

我が家は冬至が近くなると、ご近所さんからたくさんのゆずのおすそ分けを頂くのが毎年の恒例になっています。

でも、冬至ってそもそもどんな意味があるのか正直よくわかっていません。

冬至にゆず風呂に入ったり、かぼちゃを食べる由来など知らないことがたくさんあります。

また、ご近所さんからのおすそ分けのゆずも毎年たくさん頂くので、香りを損なわないように保存方法も知りたいと思いました。

そこで、今回は冬至の意味や、ゆずの保存方法についても調べてみましたのでご紹介します!

 

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冬至とは簡単に何の意味があるの?

雲で書かれた?

冬至とは、北半球で太陽の位置が1年間の中で最も低くなり、日照時間が一番短くなる日です。

参考として東京都の2019年の情報を調べてみると、東京都では日の出が6:47、日の入りが16:31とおおよそ10時間しか日が出ていない計算になります。

一番日の長い夏至(げし)では東京都で日の出が4:26、日の入りが19:00とおおよそ14時間日が出ていることから、4時間も差があることが分かりますよね。

日照時間が一番短いということは、次の日からは日照時間が長くなっていきます

そのため、冬至を太陽が産まれ変わる日と捉え、古くから世界各地で冬至のお祭りが行われていました。

日本や中国では、冬至は太陽の力が一番弱くなる日で、この日を境にまた力が強くなっていくことから、「一陽来復(いちようらいふく)」と言ってこの日を境に運気が上昇していくと言われています。

また、冬至は、1年を24の季節に分けその移り変わりを表した二十四節気の中で最後に来るものです。

このため、冬至は1年の中で最も「死に近い日」とされており、その「厄を払う日」となっていました。

ゆず湯やかぼちゃで体を労わる習慣が残っているのはこの「厄払い」の一環なのかもしれませんね。

 

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冬至はいつ?

12月のカレンダー

冬至は毎年日程が変わります

大体、12月22日前後とされており2019年も12月22日が冬至にあたります。

ちなみに2020年は12月21日が冬至の日です。

2019年の東京都の予想では、日の出が6:47、日の入りが16:31とのことなので、一日の内、約10時間しか日が出ないことになり、とても短いことが分かりますよね。

冬至のゆず風呂やかぼちゃを食べる由来は?

かぼちゃ煮

ゆず風呂

冬至の日にゆず風呂に入るようになったのには諸説あります。

1つ目はもともと銭湯で「ゆうずうがきく」という語呂合わせから、ゆず風呂に入る習慣が始まったとされている説です。

もう1つは冬至にゆず風呂に入ると「一年風邪をひかなくなる」「邪気を取り払ってくれる」ということからゆず風呂に入る習慣が始まったと言われている説です。

他にも諸説あるようですが、この2つの説が特に有力とされています。

その後ゆずには様々な効能があると発見され、冬至にゆず風呂に入ることは理にかなっていることが証明されました。

ゆずには血行が良くなるヘスペリジンという成分があります

ヘスペリジンはポリフェノールの一部で抗酸化作用があり、毛細血管をしなやかにして、体の血行が良くなると言われているようです。

また、ゆず風呂には体を温める温熱作用がありリウマチや冷え性に効くと言われています。

他にもゆずに含まれているビタミンCやクエン酸がひび、あかぎれに効果があるそうですよ。

 

かぼちゃを食べる

冬至にかぼちゃを食べるという習慣は、江戸時代から始まったと考えられています。

かぼちゃは栄養価の高い食べ物で、食べると風邪がひきにくくなると言われていました。

実際かぼちゃにはビタミンAをはじめ数多くの栄養素が含まれているため風邪予防には効果的だと言われています。

また、かぼちゃは本来、夏の野菜ですが保存がしやすい野菜です。

江戸時代は今のように年中様々な野菜が手に入るわけではなく、冬は栄養が不足しやすかったので、夏に取れた長期保存できるかぼちゃを保存し、食べていたようです。

 

ゆずの保存方法は?

ゆず

ゆずの保存方法は、常温・冷蔵・冷凍・乾燥(ドライフルーツにする)の4つがあります。

それぞれの保存方法と保存期間の目安、特徴、具体的な手順を詳しくご紹介します。

常温保存

【保存期間の目安】

約1週間

【特徴】

1週間以内に使いきれるなら常温がおすすめです。フレッシュな香りが楽しめます。

【常温保存の方法】

生の場合は、新聞紙に包むのが一番です。

ゆずはたっぷりと水分を含む果物ですので乾燥が大敵です。

新聞紙にくるまずに放置すると乾燥してしまうので気を付けてくださいね。

 

冷蔵保存

【保存期間の目安】

約2週間

【特徴】

夏場や、冬の室内(暖房器具)などで温度が高い時におすすめです。

【冷蔵保存の方法】

新聞紙に1つずつくるんで野菜室で保存するようにしてください。

 

冷凍保存

【保存期間の目安】

1か月~2か月

【特徴】

長期保存したい時におすすめです。

【冷凍保存の方法】

ゆずを丸ごとぬるま湯で洗い、水気をよく拭き取ってから、フリーザバックへ入れて冷凍庫で保存してください。

使用する時は皮だけであれば凍った状態ですりおろして使用できます。

果肉を使用する時は、電子レンジで加熱してしまうと香りが損なわれてしまうので、自然解凍させてください。

なお、おすすめなのは、皮と身を分けて保存することです。

こうすることで、場所を取らずに済みますよ。

保存方法は、丸ごと保存するときと同様、皮をむく前には、まずぬるま湯でよく洗ってください。

皮は縦方向に広くむくことで香りを損なわずに保存することができますよ。

果肉は、皮をむいた後、横半分の大きさにカットします。

そして、皮と果肉それぞれラップでしっかりと包んでフリーザバックに入れて冷凍庫に入れます。

 

乾燥保存

【保存期間の目安】

半年程度

【特徴】

冷蔵庫や冷凍庫の場所があまり空いてない場合や、長期保存したいときにおすすめです。

【乾燥保存の方法】

ぬるま湯でしっかりと洗ってから皮をむいて白い部分は包丁で削ぎ落します。

香りを逃がさないためにも、皮の部分は大きくカットしてください。

その後、ざるや網などに皮をしっかりと広げて天日干ししてください。

皮からしっかりと水分がぬけて、からからになっていればフリーザバックに入れて保存することができます。

乾燥した皮は常温で保存することができますが、虫の被害を避けるためにも冷蔵庫での保存をおすすめします。

乾燥したゆずは紅茶に入れたりパンケーキのトッピングとして使用したり、細かく潰して薬味として使用することができますよ。

 

ゆず風呂の作り方は?

柚子風呂イメージ

ゆず風呂の作り方はとても簡単で、ゆずを丸ごとお風呂に入れるだけでOKです。

お風呂に5~6個くらいうかべると香りも高くなり、視覚にも楽しいお風呂になりますね。

子供と一緒にお風呂に入る時にゆずを丸ごと入れておくと触ったり握ったりしてゆずの感覚を楽しめます。

また、握るとゆずのエキスが出て香りが強くなる、と言うことも学べるのでいいのではないでしょうか。

この他にも、ゆず湯の作り方のバリエーションがあるのでご紹介します。

お肌が強い人は、ゆずを輪切りにして浮かべるのもおすすめです。

ゆずを丸洗いして綺麗にした後、半分に切るか、スライスしてお風呂に浮かべるとよりエキスがお湯にしみわたります。

ゆずは切ったり潰したりすると刺激が強くなるので肌が弱い人にはおすすめできません。

なお、切った身をそのまま入れると後の掃除が大変なので、目の細かい洗濯ネットなどの袋に入れてお風呂に浮かべるようにしてくださいね。

ゆずの数が少ないけれどしっかりとゆず風呂の効果が欲しい!という場合はゆずの果汁を絞ってお風呂に入れるのもありです。

香りとゆずの成分がお風呂にダイレクトに溶け込んで少ない数でもしっかりとゆず風呂の効果を得ることができますよ。

ただし、先ほどもお伝えしたように肌への刺激は強くなるのでお肌の調子と相談しながら行ってくださいね。

まとめ

冬至は、太陽の力がその日を境に強くなることから一陽来復といった意味合いを持っているということを初めて知りました。

ゆず風呂に入るようになったきっかけは銭湯の語呂合わせからという説があるようです。

銭湯を繁盛させるために、語呂合わせを行ってゆずを入れ始めたのかなと思うと知恵やユーモアが詰め込まれているなと感じました。

今年の冬至は、子供と一緒に丸ごとのゆずをお風呂に入れてゆず風呂を楽しみたいと思います。

昼が最も短く寒さ極まる冬至の日、あなたもゆず風呂に入ったり、かぼちゃを食べたりして、冬を乗り切れるよう体を整えてみてはいかがでしょうか?

 

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