こんにちは!ライターのあおこです。
あなたの家に、長く使っているファンヒーターはありませんか?
我が家のファンヒーターは購入から5年経つのですが、そういえば石油ファンヒーターって寿命があるのかな、と気になっています。
最新の機種もたくさん出ているのでそろそろ買い替えの時期なのかな、と思いつつもまだ使えているし・・・と様子をみている状態です。
ですが、寒い時期に突然使えなくなったり、そもそも故障したら危険なんじゃないのかなと考えたら不安になりました。
そこで、石油ファンヒーターの寿命や買い替え時期について調べてみました。
石油ファンヒーターの寿命や買い替え時期は?
結論から言うと、石油ファンヒーターの寿命の目安は6年です。
各メーカーが示している「補修用性能部品の最低保有期間」という期間が、たいていの場合、6年となっています。
「補修用性能部品の最低保有期間」とは、製品の製造打ち切り後にメーカーが部品を保有しておく最低期間のことなので、家電の寿命の目安と言えるものです。
なお、この最低保有期間はメーカーによって微妙に違いがあります。
大手メーカーの補修用性能部品の最低保有期間を表にまとめてみたので、お持ちのファンヒーターを探してみてくださいね。
メーカー名 | 補修用性能部品の最低保有期間 |
---|---|
コロナ | 6年 |
パナソニック | 6年 |
ダイニチ | 9年 |
トヨトミ | 6年 8年(2018年新製品より) |
アラジン | 6年 |
ただし、これはあくまでも目安です。
使い方によっては3年程度で壊れてしまったり、10年以上使える場合もあります。
寿命が来た時のサインとしては、主に「運転中に嫌なニオイがする場合」と「聞き慣れない音がする場合」の2つがあります。
石油ファンヒーターの多くは、着火時と消火時に灯油のニオイがしますが、こちらは問題ない場合が多いようです。
ですが、運転中にニオイがする場合、不完全燃焼を起こしている可能性があります。
不完全燃焼を起こしていると、一酸化炭素が排出され、めまいや頭痛、意識障害などを起こし、場合によっては命に危険がおよぶこともあります。
また、聞き慣れない音がするようになった時も注意が必要です。
中の部品が壊れてしまったり、劣化して正常に運転できていない可能性があります。
このように、少しでも異常を感じた場合には、一旦使用をやめ、フィルター掃除などのメンテナンスを行ってみてください。
それでも改善しない場合は、買い替えをするのが良いかもしれません。
メーカーは古い石油ファンヒーターの部品を保管していない場合も多く、修理よりも買い替えの方がお買い得なこともありますし、一般に最新機種の方が性能が良く、燃費も良くなっていますよ。
古い石油ファンヒーターを使い続けたらどうなるの?
石油ファンヒーターを長く使っていると、中の部品が劣化してし、不完全燃焼などの異常を起こしやすくなります。
とはいえ、できれば長く使いたいですよね。
そこで、長く安全に使うためのメンテナンスについて、具体的に説明していきます。
石油ファンヒーターを長く使うためには?
石油ファンヒーターを長く使うためには、メンテナンスが不可欠です。
石油ファンヒーターの背面にあるフィルターにホコリがたまっていると、中の温度が高くなってしまい、正常に動作せずに故障の原因にもなります。
また、古い灯油や水やホコリなどの不純物が入った灯油を使うと、詰まりを起こし故障の原因になったり、不完全燃焼を起こし、それによって、体調不良を引き起すことがあります。
灯油はワンシーズンで劣化してしまいますので、シーズンの始めや終わりに、石油ファンヒーターを空焚きしてタンク内の灯油を空にしたり、油の受け皿に残った灯油はスポイトで吸い出しておくなどの対策をしておく必要があります。
石油ファンヒーターを長く使うためには、週1回程度のフィルター掃除などのお手入れや、古い灯油は使わない、シーズンの最後には中に入っている灯油を使い切るなどを心がけることがポイントになります。
残った灯油はどうするの?処分方法は?
残った灯油は、故障の原因になりますので、保管して使い回しをせず、処分するようにしてください。
灯油は大抵の場合、ガソリンスタンドや灯油を購入した店舗などに持って行くと処分してくれます。
ですが、ガソリンスタンドや店舗によっては、料金がかかったり、引き取ってくれなかったりする場合もあるようです。
重い灯油を持ち運んだのに引き取ってもらえないことがないように、事前にガソリンスタンドや店舗に電話をして確認しておくのが良いと思います。
また、古い石油ファンヒーターの処分方法は、主に以下の4つあります。
中に灯油が入ったまま処分に出してしまうと、火災などの事故の元になるため、どの方法でも、石油ファンヒーターの中の灯油は空にしておかなければなりません。
処分する際はタンクの中は空にし、油の受け皿にたまった灯油はスポイトなどで吸い出しておくなどの処理が必要になります。
それでは石油ファンヒーターの4つの処分方法について、それぞれくわしくご説明していきますね。
①粗大ゴミとして自治体で処分する
大抵の場合、自治体に連絡すると粗大ゴミのシールなどが有料で発行されます。
そのシールを粗大ゴミに貼り付けて、粗大ゴミの回収日にゴミステーションに置いておく、という手順が主流のようです。
自治体によっては自宅前まで回収に来てくれる場合もあるようなので、粗大ゴミの回収の際はお住まいの自治体に回収方法などを確認しておくと良いと思います。
②新しい石油ファンヒーターなどを購入した家電量販店に引き取りの相談する
ですが、こちらは家電量販店のサービスになるため、対応してもらえない場合もあります。
新しい暖房器具を購入した場合には、古い石油ファンヒーターを引き取ってくれるか、担当者に確認しておくと良いと思います。
③不用品回収業者にお願いする
自治体の粗大ゴミに出す場合、ゴミステーションに持ち運ぶ必要があったり、指定の曜日に出す必要があります。
ですが回収業者の場合、自分の都合の良い日付を指定して回収してもらうことができるため、いますぐに引き取って欲しい場合や引越し日が決まっているといった場合におすすめです。
注意点としては、「無料で回収します」と言って町内を巡回している業者の中には、悪質な業者がいるという点です。
全ての業者ではありませんが、中にはトラックに積み込んだ後に高額な手数料を請求する業者や、不法投棄をする業者もいるようです。
「無料」という言葉につられて、後々トラブルに巻き込まれたら元も子もありませんよね。
多少手数料がかかっても、よく知られているようなメジャーな回収業者にお願いすると安心です。
また多少面倒ではありますが、見積書を出してもらい、料金を事前にしっかり確認しておくのも有効な手段ですよ。
④まだ使える場合、リサイクルショップへ持っていく
売値は安いかもしれませんが、処分費用がかからずに済むので、まだ使える場合にはおすすめの方法です。
まとめ
今回は石油ファンヒーターの寿命や処分方法についてご紹介いたしました。
石油ファンヒーターの寿命は6年が目安ですが、週1回のフィルター掃除や古い灯油を使わないなど、メンテナンスに気をつければ長く使える場合もあります。
ですが、6年経っていなくても運転中に異臭や異音がした場合には、体に悪影響が出ることもあるため、買い替えをした方が良いです。
我が家の石油ファンヒーターも、購入してもうすぐ6年目になりますので、寒さが本格化する前に買い換えを検討しようと思います。
その際は新しい石油ファンヒーターを購入する家電量販店に、前もって古いものを引き取ってもらえるか、問い合わせるのを忘れないようにしたいです。
あなたの家の石油ファンヒーターがもし6年以上経っていたり、何か異常が出ていたら、これを機に買い替えを検討してみると良いかもしれませんよ。