こんにちは、ライターのハルです!
フライパンの焦げ付きって、料理中のストレスの中でもかなり大きいものですよね。
最近、私はフライパンで魚料理を作るのにはまっているのですが、コーティングがしてあるフライパンを使っていてもこびりついてしまうことがあって困っているんです。
正直、そんなに古いフライパンでもないし、買い替えてもまたすぐに焦げ付いてしまうのかと考えると、新しいフライパンを使うのも気が引けてしまいます。
そこで、フライパン以外で料理が焦げ付かない方法が何かあるのでは?と思い、調べてみました!
フライパンがくっつかないおすすめの方法って何があるの?
まずは、フライパンをしっかり熱することが1番のポイントです!
くっつきの原因は、フライパン表面にある水分が加熱によって「食材のタンパク質」と「フライパン表面の金属」をくっつけてしまうことだと言われています。
そして、1番くっつきやすい温度が80℃と言われているので、食材を入れる前にフライパンをしっかりと加熱しておいてください。
※テフロン加工のフライパンの場合は、コーティングを傷めないよう、中火で加熱するようにしてくださいね。
さらに、フライパンに冷たい食材を入れてしまうと、入れた瞬間にフライパンの表面が冷めてしまうので、食材を常温に戻してから調理することも大切のようです。
ただし、熱しすぎると食材自体が焦げ付いてしまうので、目安としてはフライパンから煙が出始める200℃くらいから調理を始めるのがポイントです!
市販のフライパンのほとんどが、テフロン加工のもので、空焚き厳禁になっていますが、耐熱温度は250℃前後なので、煙が出始めてすぐに食材を入れれば心配ないそうです。
ただ、煙が出てから何分も放置するとテフロン加工が解けて有毒なガスがでる恐れがあるので、フライパンを温めるときは決してフライパンから目を離さないよう気をつけてくださいね。
魚などは身そのものに水分が多く、加熱すると水分が出てきてしまうので、この方法だけだと不十分です。
食材別にくっつかない工夫をまとめてみましたので参考にしてくださいね。
魚がくっつかないおすすめの方法は?
1番おすすめなのはクッキングシートを使った方法です!
やり方は簡単で、大きめに切ったクッキングシートをフライパンの表面に敷いて調理するだけなので、本当に手軽です!
しかも、くっつきだけでなく、臭い残りも防ぐことができます!
さらにすごいのは、焼き魚にも煮魚にも使えます!
クッキングシートはシリコンでコーティングされていて、水を通さないので、煮物も問題なく使用できます。
ただし、ガス調理器の場合、火を強くしすぎるとフライパンからはみ出しているクッキングペーパーに直火があたって燃えてしまう恐れがあるので、クッキングペーパーをフライパンからはみ出さないようにする、火加減を調整するなどして十分に気をつけてください。
焼き魚の場合は、燃える危険性がない魚焼き用のアルミホイルなどもあるので、そういったものを使うのもおすすめです!
続いて、焼き魚、煮魚、それぞれコツがあるのでご紹介します。
焼き魚の場合
クッキングシートの表面に油を薄く引くとよりくっつきにくくなります!
火加減は強めの中火で、魚の皮目から焼いていくといいですよ。
脂の多いサバなどの場合は、出てきた脂をキッチンペーパーなどで取り除きながら焼くとパリッとした仕上がりになります。
片面に火が通ったらひっくり返して焼き上げて完成です!
煮魚の場合
フライパンとクッキングペーパーの間に煮汁が入ってしまわないように、クッキングペーパーは大きめに切ってフライパンの形に添うように押し付けておくと安心です。
ゆっくりと煮汁を注いで、火をつけます。
火加減は焼き魚と同様強めの中火です。
煮立ったら味が染み込むよう皮目を上にして魚を入れます。
魚は途中ひっくり返さず、スプーンで煮汁をかけまわすだけでOKです。
魚に火が通ったら火をとめて完成です!
ただし、クッキングペーパーの耐熱温度は250℃で20分となっており、あまり長時間加熱すると燃えなくても、焦げて破れてしまうことがあります。
魚の煮つけなどは意外と時間をかけて煮込んでいくので、クッキングペーパーといえど限界がありますよね。
そういった時には、「こびりつき防止ネット」がすごく便利です!
肉がくっつかないおすすめの方法は?
フライパンをしっかり加熱してから、常温に戻したお肉をのせるのがポイントです!
長い時間空焚きするとテフロン加工がはがれてしまうので、先に油を引いてから中火にかけて、煙が出る手前まで熱します。
こうすることでフライパンに油がなじんで膜ができるので、お肉がくっつきにくくなります。
良い肉ほど脂が多く分厚いので、早めに冷蔵庫から出しておくといいですよ。
なお、あまり火が通りきっていないうちに触りすぎると、お肉から水分が出てきて焦げ付きの原因になるので、焼き色がつくまで触らないことも大切です!
卵がくっつかないおすすめの方法は?
卵料理も、フライパンを中火でしっかり加熱することが大切なのですが、肉と違い、卵自身から出る油がないので、油を多めにするのがポイントです!
また、卵はフライパンの広い範囲で焼くことになるので、しっかりフライパンを揺らし、フライパン側面まで油を行き渡らせておくといいですよ。
油を多めに入れて煙がでるまで熱したら、必要な量の油はしっかりフライパンになじんでいるので、残った油はオイルポットに移してください。
こうしておくと油っぽくなったり、カロリーも高くなったりせずに済みます。
その後、卵を調理していくのですが、卵もまた肉と同様常温に戻しておくことが大切です。
なお、目玉焼きを作る時に水を入れて蒸し焼きにする方も多いと思いますが、その際は中火でフライパンと卵が接する部分にしっかり火を通してから水を加え、弱火で蓋をして焼くとくっつきにくくなります!
水を早めに入れすぎると、焦げ付きやすくなってしまうので注意してくださいね。
また、フライパンの温度が下がるとくっつきやすくなってしまうので、水の代わりにお湯を使うのもおすすめです!
この方法は目玉焼きだけでなく、餃子や焼きそばなど、蒸し焼き全般に使えるのでぜひ活用してみてくださいね。
料理全般にくっつかない対応は?
ずばり、ポイントは加熱法と調味料を入れるタイミングです!
加熱法についてはこれまでご紹介したように、フライパンをしっかり加熱してから常温の食材を入れることが大切です。
もう1つ、調味料を入れる最適なタイミングは、食材にある程度火が通ってから、最後に入れることです!
特に、醤油や砂糖、ソースなどの調味料は焦げ付きやすいので最後に入れるとくっつきにくくなります。
とはいえ、味付けを最後にしても、調味料をあれこれ入れていくうちに、どんどん火が通って焦げていく、なんていうこともよくありますよね。
そんな場合は事前に合わせ調味料として、必要な調味料を混ぜ合わせておくのもいいと思います。
ちなみに、炒めるときに菜箸ではなく、ヘラを使うのもおすすめです!
食材を均一に素早く混ぜることができるので加熱ムラを防ぎ、焦げ付きにくくなります。
ただし、金属製のヘラだとテフロン加工を傷つけてしまう恐れがあるので、シリコンや木製のヘラなどを使ってくださいね。
また、菜箸もテフロン加工を傷つける原因にもなるので、麺類などどうしてもヘラでは混ぜにくいときだけ使うといいですよ。
もしフライパンが焦げ付いてしまったら?
色々と気をつけていてもフライパンが焦げ付いてしまったときには、まずお湯を入れてしばらく沸騰させてみるといいです!
表面のコーティングがはがれていなければ、これだけでほぼ焦げが落ちます。
沸騰だけで落ちない場合は、重曹をお湯に大さじ1ほど加えて再び沸騰させ、数時間ほど時間を置くと焦げが落ちやすくなります。
重曹は加熱すると二酸化炭素と炭酸ナトリウムと水に分解されるので、その分解によって焦げ付きを浮き上がらせてくれるんです。
ただし重曹もまた、コーティングを傷める可能性がありますので、どうしても焦げがはがれないときだけにしてくださいね。
1番気をつけるべきは、ごしごし擦らないことです。
表面のコーティングがはがれる原因になるのでNGです。
なお、繰り返しフライパンが焦げ付くといった場合には、自宅でできるフッ素コーティング剤もおすすめです。
吹きかけるだけで手軽にできますし、フライパン以外の水回りにも使えるので一本持っておくと便利ですよ。
こちらの記事は、フライパンのコーティング剥がれは体に害があるのかを紹介しているので、気になる方は確認してみてくださいね!
まとめ
基本的なフライパンの焦げ付く原因は、食材の水分とフライパンの加熱方法であることがわかりました。
私も魚を調理する際にクッキングシートを敷いてやってみたのですが、本当にくっつかずに調理でき、後片付けも楽にできているのでおすすめです!
魚の煮付けの際は、「こびりつき防止ネット」も用途に分けて使用しています!
また、調味料を最後に入れる、ヘラを使って加熱ムラを防ぐなど簡単な工夫で料理を焦げつかせることがほとんどなくなり、料理の質が上がった気がします!
万が一焦げ付かせてしまっても、すぐにお湯を沸騰させれば、ほぼ焦げが落ちるので、放置したり、捨ててしまったりせずに一度チャレンジしてみてくださいね。