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桃の節句とひな祭りはどうゆう関係があるの?由来やお祝いの食べ物は?

投稿日:2020年2月5日 更新日:

こんにちは!ライターの、みんです!

3月3日は、女の子の健やかな成長を祈るひな祭りですね。

実は今年、女の子を無事出産できたので、3月のひな祭りでお祝いをしたいと思って初の雛人形を調べているんですが、その際に「桃の節句」というキーワードを度々目にしました。

「桃の節句」とよく言いますが、「ひな祭り」と同じ意味なのか、別の意味があるのかが気になってしまったので、どういう関係なのか調べてみることにしました。

合わせて、桃の節句の由来やお祝いの食べ物についても調べてみましたのでご紹介します。

 

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桃の節句とひな祭りはどうゆう関係があるの?

花のイラスト

中国から伝わった節句(=桃の節句)が、日本で行われていた女の子の人形遊びの文化と融合して生まれたのがひな祭りです。

現在では3月3日の女の子のお祝いの日として、どちらも同じ意味で使われています。

では、なぜ同じ日を指す言葉なのに、桃の節句とひな祭りという呼び方があるのか、気になりますよね。

それぞれについて、整理してみました。

桃の節句

桃の節句とは、中国から伝わった五節句の1つで、「上巳(じょうし)の節句」という旧暦の3月最初の巳の日を指しています。

そのころ桃の花が咲いていることから桃の節句と呼ばれるようになり、江戸時代に3月3日と制定されました。

 

ひな祭り

ひな祭りの起源は、平安時代の流し雛という風習だと言われています。

流し雛とは、自分の身代わりとして人形を川に流すことで、病気や災いを川に流すものです。

お人形遊びのである雛遊びは、主に女の子による遊びであったため、上巳の節句と結びついて、女の子の成長をお祝いする行事となりました。

時代の流れとともに、人形も立派なものになり、川に流すのではなく、家に飾るという現在のひな人形となりました。

 

このように、中国から伝わった上巳の節句の時期に邪気を払う行事が、日本で雛遊びや流し雛などの習わしと結びついて、現在の形に変化していったというわけなのですね。

 

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桃の節句の由来は?

三人官女のイラスト

桃の節句とは、元々中国から伝わった「上巳(じょうし)の節句」を指す言葉でした。

節句とは季節の節目という意味があり、災いが起こりやすいと考えられていたため、川で身を清めることで災いが起こりにくくする行事として行われていました。

日本では、邪気を払うため、平安時代には流し雛を行う風習があり、やがて人形作りの技術が向上したことで、人形を飾る文化と変化していきました。

そして、上巳の節句の頃は桃の花が咲く季節であることから、江戸時代に3月3日が桃の節句と制定されました。

桃の節句にまつわるお祝いの食べ物は?

菱餅のイラスト

桃の節句では、女の子の成長を願い、お祝いの料理が並びます。

それぞれの料理にどんな意味があるのか、調べてみましたので、ぜひこの際に理解を深めてお祝いしてくださいね。

ちらし寿司

ちらし寿司はひな祭りによく作られている定番の料理で、彩り豊かで見た目がきれいですよね。

使用されている具材にはそれぞれ意味があり、エビは長寿や出世祈願、豆腐は健康でマメに働く、レンコンは見通しが効くなどがあります。

レンコンは食紅で染めると見た目も可愛らしくなっておすすめです。

この他、イクラを入れると彩りも華やかになりますが、代わりにお手ごろ価格のトビコを入れても良いですね。

他には三つ葉や錦糸玉子、人参が定番ですが、山菜や菜の花など、季節の食材を取り入れるのも春らしさがありおすすめです。

 

(はまぐり)のお吸い物

蛤のお吸い物は、ちらし寿司と一緒に出されることが多く、代表的な祝い膳の料理として知られています。

蛤は対になっている貝殻としかピッタリ合わないため、他の貝の殻と絶対に合うことがなく、ひとりの人と長く連れ添えるようにという願いが込められています。

夫婦円満の象徴として考えられています。

 

菱餅

元々中国では、上巳の節句の頃に母子草(ははこぐさ)=春の七草の1つである御形(ごぎょう)を入れたお餅が食べられていました。

これが日本に伝わった際、母子草は縁起がよくないと考えられたため、代わりに蓬(よもぎ)を入れたお餅が食べられるようになったそうです。

江戸時代には、菱の実を入れた白が、明治時代にはクチナシの実を入れた赤が加わり、現在の3色となったとされています。

それぞれの色には意味が込められており、緑は健康祈願、厄よけ、白は子孫繁栄、長寿、清浄、純潔、赤は解毒作用や魔除けを意味します。

なお、ひし形である理由については、菱の実を食べた仙人が長生きしたことから、風水でひし形は心臓を表すから、宮中でお正月に食べられていた「菱はなびら餅」を真似て作られたから、など諸説ありますが、いずれも健康で長生きする、という願いが込められているようです。

 

ひなあられ

江戸時代、雛人形に春の景色を見せる「ひなの国見せ」という行事があり、その時、菱餅を外で食べられるようにと、砕いて作られたのが、「ひなあられ」の始まりだと言われています。

ひなあられの色にはそれぞれ意味が込められており、ピンクは生命のエネルギー、白は大地のエネルギー、緑は新芽のエネルギーを表しています。

また、黄色のひなあられが含まれることもあり、4色で四季を表しているとも言われています。

ピンクは桜の花を連想させる春、緑は新緑を想像させる夏、黄色は紅葉を連想させる秋、白は雪を連想させる冬、を表し、「年中健康に過ごせますように」という願いが込められています。

ひなあられは購入するもの、というイメージがあるかもしれませんが、切り餅を使って手作りすることもできますよ。

ここで、切り餅を使った作り方の動画をご紹介します。

 

白酒

上巳の節句とともに、中国から日本に伝わったとされているのが桃の花を浮かべて飲む「桃花酒」です。

桃の花には、邪気を払い、不老長寿の力があると考えられていることから、上巳の節句の時期に飲まれていたようです。

この桃花酒が、より飲みやすい白酒に桃の花びらを浮かべて飲むよう変化していったと言われています。

独特の甘みがあり飲みやすい白酒は女性にも親しまれ、桃の花と白酒は紅白となり、めでたいことから、ひな祭りにも飲まれるようになりました。

 

まとめ

桃の節句とは中国から伝わった節句の1つで、それが日本の文化と合わさって、現在のひな祭りに変化していったということがわかりました。

ひな祭りは日本古来の風習だと思っていたので、中国から伝わった風習が関係していると知り驚きました。

私も今年のひな祭りには、娘の健やかな成長を願って、雛人形を飾り、祝い膳を並べてお祝いしようと思います。

子供たちにも、ひな祭りのお祝いを通して、これからも行事の由来や文化を伝えていけたら良いですね。

 

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