こんにちは!ライターのうたこです。

浴衣で花火大会デートをする時、普段着慣れていないために、帯の結び方に困った経験ありませんか?

せっかく浴衣を着るなら、バッチリかっこよく着こなしたいですよね。

男性用の帯は、かっこいいスタイルが叶う「角帯」や長時間でも楽ちんな「兵児帯」など種類もあります。

帯の結び方1つで印象も変わるんですよ。

そこで今回は、男性用浴衣の帯の結び方を紹介します。

参考動画も紹介しているので、慣れてなくても「角帯」「兵児帯」を使って挑戦できますよ。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

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男性浴衣の角帯で一番簡単な結び方は?

浴衣を着るのに慣れていない方におすすめなのは、「浪人流し(片ばさみ)結び」です!

結び目が小さいから、背中に結び目が食い込まないので1日過ごしやすいんです。

椅子に座ったり、車を運転する時などにもぴったりの結び方です。

この結び方を覚えれば、温泉旅館にある浴衣を着るときにも使えますよ。

背筋を伸ばし、猫背にならないように注意すると着崩れ防止にもなるんです。

背筋を伸ばして堂々と歩いている和装の男性は、かっこいいなと感心しちゃいます。

帯が着崩れた時は、手先とたれを引っ張ればゆるみを取ることができますよ。

浪人流し(片ばさみ)結びの結び方

 

①「角帯」など幅の広い帯を用意してください。

②浴衣を腰ひもまたは男〆でしっかり締めます。締めが甘いと着崩れの原因になるので、注意してください。

固定する時は、腰骨あたりをしっかり結ぶと苦しくないですよ。

③帯の片側約30~40cmを半分に山折りし、右手に持ちます。

④帯を腰骨の上から、山折りした部分が上になるようにひと巻、巻きつけます。

⑤ふた巻目をしっかり締めながら巻きつけます。帯の長さやウエストサイズによっては3周巻いてもOKです。

⑥巻き終わった部分の手先を内側に半分に折ります。

⑦左手の帯が右側の帯の上になるように重ねます。

⑧下から上にくぐらせ、しっかりと結びます。右手は斜め上、左手は斜め下方向に結ぶと締まりますよ。

⑨上にある帯を身体と胴帯の間に入れます。

⑩結び目を整え、後ろに右方向でまわします。左方向にまわすと襟元など着崩れの原因になります。

⑪結び目の両端をつかみ斜め方向を意識しながら下へ引き、引き締めます。

⑫親指を正面の帯に差し込み、腰ひも(男〆)ごと下へ押さえ込みます。

⑬帯は、前から後ろへ行くほど高くなるように調整します。

⑭浴衣や帯のシワを整えます。

 

■「浪人流し(片ばさみ)結び」のポイント

・浴衣の腰ひもは腰骨あたりでしっかり結ぶ

・帯は、腰骨の上から巻くのが正しい巻き方

・帯を後ろにまわす時は、右方向でまわす

・締める時は、斜めを意識する

・帯の位置は、前から後ろに行くほど高くなるようにする

 

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角帯でもっとかっこよくみせる貝の口の結び方

浴衣の帯結びで最も有名なのが「貝の口の結び」です。

見た目がシンプルで清潔感があるから、体型や年齢問わずに誰でも着こなすことができます。

綺麗に着こなしている人を街中で見かけるとステキだなと目で追ってしまいます。

お祭りデートだけでなく、着物にも使える結び方なんです。

この結び方は帯が緩みにくく、着崩れもしにくいんですよ。様々なシーンで活躍できるから覚えておくことをおすすめします。

貝の口結びの結び方

 

①「角帯」など幅の広い帯を用意してください。

②浴衣を腰ひもまたは男〆でしっかり締めます。締めが甘いと着崩れの原因になるので、注意してください。

固定する時は、腰骨あたりをしっかり結ぶと苦しくないですよ。

③帯の片側約30~40cmを半分に山折りし、右手に持ちます。

④半分に山折りした方を上にして、もう一方の帯を腰骨の上からひと巻、巻きつけます。

⑤前に戻って来たら、帯を引き締めます。

⑥ふた巻目もしっかり締めながら巻きつけます。

⑦巻き終わった部分の手先、左右の帯の長さが同じくらいになるように内側へ半分に折ります。

⑧山折りになっている右側の帯の上に、左の帯を上にのせます。

⑨左の帯を下から上にくぐらせ、しっかりと結びます。斜め上と斜め下を意識すれば、しっかり締まりますよ。

⑩山折りの帯を上に持ち上げて、右側の帯を上に被せ、下から上にくぐらせます。

⑪結び目を整え、右方向に後ろへまわします。右手で結び目を持ち、左手で後ろの帯をつかみながらまわすと、やりやすいですよ。

⑫親指を正面の帯に差し込み、腰ひも(男〆)ごと下へ押さえ込みます。おへそから拳1つ分くらいを目安としてくださいね。

⑬浴衣や帯のシワを整えます。

⑭帯の結び目が、背中の中心よりも少し左側に持ってくると粋な着こなしになりますよ。

 

■「貝の口結び」のポイント

・腰骨あたりでしっかり結ぶ

・結び目を作る時、左右の帯の長さが一緒になるようにする

・結び目を締める時は、斜め上、斜め下へ引き締めることを意識する

・結び目を後ろにするときは右側へまわす

・帯の位置は、おへそから拳1つ分の腰骨あたりを目安とする

・結び目は、背中心より少し左側に来るようにすると粋な着こなしになる

 

一番カジュアルでリラックスできる兵児帯の結び方

兵児帯(へこおび)はちょうちょ結びができれば誰でも簡単にできます。

角帯と違いカジュアルな装い用だから、普段着の着流しする時に着てくださいね。

市松模様など古典的な柄もあるのでおしゃれを楽しめる帯なんですよ。

ちりめん素材の帯なら、締め付け感がなくリラックスして着こなせます。

ボリュームも出るから華やかな印象はお祭りにぴったりなんです。

着崩れしても、簡単に結び直せるから慣れていなくても安心ですよ。

兵児帯(へこおび)の結び方

 

①「兵児帯」を用意してください。

②帯の裏側を上にして、両端をそれぞれ均等になるように中心にたたむ。観音開きのように折ってください。

しぼり素材の場合、トゲトゲした方が表になるので、下にしてたたんでください。

③もう一度両端を中心にたたみ、四つ折りをつくります。

④帯の両サイドが均等になるように持ち、腰骨にあてます。

⑤両端の帯先が下になるようにふた巻、巻き付けます。

⑥右の帯を下から上にくぐらせ、しっかりと結んだ後、ちょうちょ結びをします。

⑦長い方の帯の先を開きます。

⑧身体の内側を下から上に通して、ちょうちょ結びの結び目を隠すようにします。

⑨形を整え、右にまわして後ろに結び目を持って行きます。

⑩結び目は背中心より少しずらすと粋な着こなしになります。

 

■「兵児帯」のポイント

・帯を均等に四つ折りにする

・ちょうちょ結びの後、帯先を使って結び目を隠すようにする

・右まわりで結び目を後ろにもっていく

・結び目は背中心より少しずらすと粋な着こなしになる

 

まとめ

男性用の帯の結び方は一見難しそうに見えますが、ポイントを押さえればとっても簡単なんですよ。

・帯を巻く時は、お腹ではなく腰骨あたりを意識する

・帯を結ぶ時は、横に引っ張るのではなく斜めに締めることを意識する

・結び目をしっかりと整える

・「浪人流し(片ばさみ)結び」の帯位置は、前から後ろに行くほど高くなるようにする

・「貝の口結び」の帯位置は、結び目を背中心の少し左側にすると粋な着こなしになる

・「兵児帯」の帯位置は、結び目を背中心より左右どちらかにずらすと粋な着こなしになる

 

「角帯」で結ぶ「貝の口結び」は、浴衣だけでなく、普段の着物にも取り入れられます。

着崩れしても簡単に直せる「兵児帯」など帯の種類も様々です。

自分でできる帯の結び方に挑戦して、大切な人との和服デートを存分に楽しんでくださいね。

 

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