こんにちは!ライターのRisaです。

生活に欠かせない存在となっているスマホですが、電磁波について気になったことはありませんか?

身近なものでは電子レンジやパソコンやテレビも電磁波を発していますが、スマホは手元になければ操作できず、移動の際も身体から離すことができません。

特に気になるところが、電子機器の中でもスマホの電磁波は高いらしい、というところです。

高い電磁波を至近距離で浴びているということになれば、寝ている時などでもそばにスマホがあるだけで身体に影響がないか心配になります。

私も小さい子供がいる家庭なので、少しでも影響があるようなら怖いです。。

そこで、この記事では、スマホの電磁波について、体への影響や対処法について個人的に調べてまとめました。

 

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スマホの電磁波は体に影響あるの?

 

調べてみたところ、2020年末の時点では、スマホから出る電磁波による健康被害については科学的根拠や証拠は発表されていません。

一般に100kHz以上の電磁波を浴びると体温が上昇するそうです。

スマホから発せられる電磁波は100kHz以上の高周波なので体温上昇の影響が考えられますが、そこまで強い電磁波ではないので心配するほどではないようです。

また、以下のような健康被害が懸念されていますが、実際にスマホによって引き起こされたという事例や科学的根拠はないそうです。

・睡眠障害

・頭痛

・肩こり

・倦怠感

・吐き気

・アトピーの原因

・脳への影響

 

スマホの電磁波が体に影響を及ぼすことは立証されていないものの、以下の方は特に注意する必要があります

・ペースメーカーを使っている方

・赤ちゃんや幼児

・妊娠中の方

 

ペースメーカーに関しては、電磁波が不具合を起こしてしまう可能性があります。

実験では電磁波からの距離が3㎝以上離れていれば問題はありませんが、念のため15cm以上離しておくことが医療機器メーカーから推奨されています。

科学的根拠は今のところありませんが、赤ちゃんや幼児は大人に比べて敏感なので、長時間スマホを近づけるのは避けた方が良いかもしれません。

同様に妊娠中の方に関しても、お腹の赤ちゃんに影響が出ないよう、お腹にスマホを密着させるようなことはしない方が安全です。

 

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スマホの電磁波の数値だけが他と比べて高いけどどうして?

 

スマホの電磁波が実際にどれくらい高いのか、購入したTENMARSのTM-190で実証してみたいと思います。

まず、実際にスマホ2台(iPhone11 pro、iPhone SE)Windows PCの電磁波数値を計測してみました。

こちらの検出器で、一番右下のグラフが赤いほど電磁波が高いということなのですが、比較するとスマホはPCに比べて数値が高いことが分かります。

<iPhone11 pro>

測定器とiPhone 11

測定値:188.0mW/cm2

 

<iPhone SE>

測定器とSE

測定値:159.8mW/cm2

 

<Windows PC>

測定器とPC

測定値:560.0μW/cm2

 

測定の結果、PCは電磁波の単位がμW(マイクロワット)なのに対し、スマホはmW(ミリワット)です。

1μWが0.001 mWであることを考えると、スマホの電磁波数値がかなり高いことがわかります。

iPhone11proは最も高く、TM-190をスマホに近づけるとずっと、「ピッピッ」とアラーム音が鳴っていました。

スマホの電波は極超短波に分類されるようで、テレビや無線、電子レンジなどにも使われています。

電子レンジもとても電磁波の高い家電製品ですが、計測値は30.51μW/cm2ほどです。

スマホは150mW/cm2以上なので、比較するといかに高い数値であるかが分かります。

ではなぜ、スマホの電磁波数値は他と比べて高いのでしょうか?

実は、極超短波は直進性が強いため、山や物陰などの障害物があっても伝わる性質を持っているようです。

周波数が高いほど伝えられる情報量が多く、スピードも速いため、障害物を乗り越えて速く通信しなければいけないスマホには高い周波数が必要になります。

つまり、スマホの電磁波は高くなければ電波がつながらないといった障害が起こってしまうんですね。

そもそも電磁波とはなに?



そもそも電磁波が良く分からないという方も多いかと思います。

電磁波とは電気が流れる時に発生するエネルギーの波のことです。

1秒間に繰り返す波の数を「周波数」といい、単位はヘルツ、周波数が高いほどエネルギーは大きくなります。

周波数は大きくなるにつれて下記の単位に変換されます。

1000Hz(ヘルツ)=1kHz(キロヘルツ)

1000kHz(キロヘルツ)=1MHz(メガヘルツ)

1000MHz(メガヘルツ)=1GHz(ギガヘルツ)  

1000GHz(ギガヘルツ)=1THz(テラヘルツ)

 

電磁波は周波数によって性質が異なり、暖房器具から出る赤外線は熱を発し、X線は物を透過するなど様々な分野で使われています。

電磁波は電化製品を動かすと必ず発生し、日常生活で避けることができません。

電磁波が体へ及ぼす影響についてはまだはっきりとは証明されていませんが、電磁波をゼロにすることは不可能なので、うまく付き合っていくことが必要のようです。

スマホの電磁波の距離と対策は?

 

現時点で体への影響について証明されていないとしても、やはり何らかの影響があるのではないかと心配ですよね。

影響が出てしまってからでは遅いので、できる限り対策をとっておいた方が安心できます。

そこで、スマホから出る電磁波の影響を軽減できる方法をご紹介します。

・電話をする時は、ヘッドホンやハンズフリーを使用して耳からなるべく離す

・持ち歩く場合はカバンなどに入れ、身体に近いポケットには入れない

・夜はベッドから離れた場所に置くか、機内モードに設定して就寝する

 

上記のような対策で、スマホと体をできるだけ離すように心がけておけば、電磁波の体への影響を和らげることができるかもしれません。

特に就寝時は長時間同じ場所に置いておくことになるので、枕元に置くという方は注意が必要です。

離れた場所に置く方がより効果的ですが、枕元にないと困る場合は機内モードにしておくことで電磁波が軽減されます

機内モードにしていてもアラームは鳴るので安心ですよ。

まとめ

スマホの電磁波が体に悪影響を及ぼすのではないかということについては、現時点では科学的な根拠や明確な事例は発表されていませんでした。

しかし、スマホから発せられる電磁波はとても高いため、近くで長時間浴び続けることは何かしらの影響が出る可能性はあります。

日常生活でもスマホと体の距離を離す工夫をすることで、体への影響を少しでも和らげることができるかもしれません。

周波数はたしかに高くて心配ですが、スマホは今や手放すことのできないツールです。

うまく付き合えばすぐに影響が出るほどではなさそうなので、取り入れられる対策を始めてみてはいかがでしょうか?

 

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