こんにちは、ライターのさゆです!

病気や怪我で入院したとき、身近な人がお見舞いにきてくれることはとても心強く、嬉しいことですよね。

無事に退院できたら、今度はお見舞いに来てくれた人たちにお返しをしなければなりませんよね。

そんなとき、好みの分かれる品物よりも、相手に選んで使ってもらえる商品券なら便利なのですが、目上の人に贈っても大丈夫なのでしょうか?

実は私も先日怪我で入院していたのですが、そのときに上司や社長がお見舞いに来てくれたので、快気祝いとして商品券を渡してもいいのかと悩んでいました。

そこで今回は、快気祝いやお見舞いのお返しに商品券を渡していいのか、目上の方に渡す場合のマナーや郵送する場合の方法を詳しく調べてみました。

 

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快気祝いやお見舞いのお返しは商品券でも大丈夫?

快気祝いに商品券を贈ることは最近増えてきていて、特に失礼にはならないそうです。

「快気祝い」とは、病気や怪我が治った際に、お世話になった人やお見舞いに来てくれた人に、「退院しました」ということを報告するとともに、お礼を伝えするためのお返しのことをいいます。

そのため、一般的には病気や怪我が「後に残らないように」「消えてなくなるように」という思いを込めて、食べてなくなるお菓子や乾麺、「病気を洗い流す」ということから石鹸や入浴剤、タオルなどが選ばれることが多いようです。

快気祝いに送る商品券

商品券を贈る場合、限定された店舗のみで使えるものだと使い勝手があまりよくないので、下記のような、多くの店舗で扱っていて幅広い用途に使えるギフトカードが喜ばれるようです。

オススメの商品券(ギフトカード)

・百貨店商品券

・JCBギフトカード、VJAギフトカード

・JTBナイスギフト

 

これらは、百貨店や金券ショップ、インターネットの公式サイトからも手軽に購入ができるので、外出が難しい場合や退院直後でも、手配がしやすいと思います。

こちらの記事でも、商品券やギフトカードについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

快気祝いにふさわしい商品券の金額

快気祝いの相場はもらったお見舞い金・お見舞い品の半額~1/3程度の金額が目安です。

高額なお見舞いをもらったときのお返しや、目上の方に商品券はふさわしくないという意見もありますので、その場合のお返しをどうしたらいいかも次に紹介したいと思います!

 

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快気祝いやお見舞いのお返しを目上の方に贈る場合は?

ビジネスマンの写真

目上の方へ快気祝いを渡す場合、現金や商品券は、もらったお見舞いに対してお金を返すこととなり失礼にあたるため、先に紹介したように後に残らないお菓子や品物を渡す方が無難です。

高額なお見舞い金をもらった場合は、品物だけでは相場に合わないこともありますが、その場合も商品券は極力避けて、品物+カタログギフトを渡すのがオススメです。

カタログギフトであれば、目上の人に贈っても失礼にはあたりませんし、予算に合ったコースが用意されているので、渡す側も悩まなくていいと思います。

一般的な快気祝いの相場は、お見舞い金・お見舞い品の半額から1/3程度とされていますが、目上の方の場合はあまり多くても相手の面子をつぶしてしまうので、半額よりも少ない1/3程度にとどめておく方がいいようです。

快気祝いやお見舞いのお返しで商品券を渡す際のマナーは?

ギフトカードの写真

快気祝いとして商品券を渡すときには、包み方や渡すタイミングも悩んでしまいますよね。

ここでは一般的なマナーをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!

商品券の包み方、渡し方

商品券は購入した際に封筒や箱に入っている場合が多いと思いますが、金券のおもて面が封筒や箱のおもて面になっていれば問題ありません。

渡す時は、現金と同様にご祝儀用の熨斗(のし)を付けて、手渡しする場合は袱紗(ふくさ)に包むのがマナーです。

熨斗(のし)デザイン

「病気や怪我を繰り返さないように」というメッセージを込めて、一度きりにしたいお祝いに使う紅白の「結び切り」の水引きを選びます。

水引

何度も結び直せるという意味の「蝶結び」を選ばないよう注意してくださいね。

●水引きの本数

水引きの本数は5本が基本で、多いほどより丁寧とされています。

具体的には、包む金額によって以下のように使い分けます。

・5千円以内:紅白の5本の水引きが直接印刷された、シンプルで簡易なもの

・5千円~1万円以内:紅白の水引きが5本のもの

・1万円~3万円以内:紅白の水引きが7本のもの

・3万円以上:金銀または紅白の水引きが10本のもの

 

●熨斗(のし)の種類

熨斗には包装紙の外側にかける「外熨斗」と、包装紙の内側にかける「内熨斗」の2種類あります。

冠婚葬祭などはどんな目的で送ったか一目でわかるように「外熨斗」を選ぶのが一般ですが、快気祝いはあくまで返礼品という扱いになりますので、控えめに「内熨斗」を選ぶことが多いようです。

●熨斗(のし)の書き方

封筒の用意ができたら、「表書き」と「名前」を筆ペンや太めのサインペンで書きます。

表書き:封筒の上部の表書きには、「快気祝」または「快気内祝」と書きます。

どちらも怪我や病気が良くなったことを表すものですが、「快気祝」は全快したとき、「快気内祝」は退院したけれどまだ療養・通院を続ける場合と使い分けることが多いようです。

名前:封筒の下部には、フルネームで名前を書きます。

 

商品券を渡すタイミング

退院してもまだ通院が必要な場合もありますが、一区切りついたということで、退院後1週間から10日後くらいの落ち着いたタイミングで渡すのがいいようです。

渡す相手や状況よってはタイミングが合わない場合もありますので、その場合は「全快祝い」として、退院後の通院が終わってから渡しても失礼にはあたりません。

怪我や病気にもよりますが、「全快祝い」の場合は、退院から1ヶ月以内に渡すのが一般的です。

商品券を郵送ってできるの?

ポスト

商品券は郵送することができます。

また、現金ではないので、「現金書留」で送る必要もありません

購入店舗から直接郵送もできますが、ここでは自分で送る場合の方法をまとめてみましたので、参考にしてください。
※ご紹介する料金は2019年7月現在のものです。

補償なしの場合

補償をつけない場合、厚さ・重さによって、下記で送るのがオススメです。

●厚さ1cm以内の場合

商品券を封筒などに入れる場合は厚さ1cm以内になると思いますので、重さ25g以内なら82円、25g以上50g以内なら、92円で送れる定形郵便がオススメです。

長辺(一番長い部分)が23.5cm、短辺(一番短い部分)が12cm、厚さ1cmまでの郵便物を送る場合に利用することができます。

サイズ、重さが規格内であれば、封筒に指定はありません。

●厚さ1cm以上3cm以内の場合

商品券を箱などに入れる場合で厚さ1cm以上となる場合は、定形外郵便として送るのがお得です。

50g以内なら120円、100g以内なら140円で送ることができます。

定形外郵便として送る際は、長辺(一番長い部分)34cm以内、短辺(一番短い部分)25cm以内、厚さ3cm以内が規格内とされていて、その際の料金となります。

補償ありの場合

補償なしでは心配という人は、補償額によって、下記で送るのがオススメです。

<一番のオススメは、普通郵便料※1+310円で送れる簡易書留郵便>

快気祝いに5万円以上を送るケースは少ないと思うので、補償をつけるのであれば、万一のとき、5万円までの実損額を補償してもらえる簡易書留郵便がオススメです。

また、簡易書留郵便は「引き受け」と「配達」を記録してもらえます

※1普通郵便とは、郵便局から発送する郵便物で、書留や速達などのオプションを付けない定形・定形外郵便のことをいいます。

<5万円以上を送る場合は、普通郵便料+430円※2で送れる一般書留郵便>

申し出に応じて最高500万円までを補償してくれます。

補償額に応じて料金が変わり、10万円以下を送る場合に、普通郵便料+430円※となります。

※2 10万円以上の補償をつけるときは5万円ごとに+21円加算となります。

なお、一般書留は「引き受けから配達までの過程」を全て記録してくれるので非常に安心です。

※注意※

郵送サービスにはヤマト運輸、佐川急便などの宅配業者が扱うものもありますが、各社の規定で現金や商品券などの金銭的価値のあるものを送ることは禁止されています。

どうしても同様のサービスで送りたい場合は、郵便局の「ゆうパック」でのみ送ることができます。

 
 

●要約

・快気祝いに商品券を送ってもいいが、上司など目上の人に送る場合は失礼にあたるので、品物やカタログギフトを選ぶようにする

・快気祝いの相場は、お見舞い金・お見舞い品の半額~1/3程度

・商品券の種類は、多くの店舗で使えるギフトカードが人気

・商品券には紅白の「結び切り」がデザインされたご祝儀用の熨斗(のし)を付ける

・快気祝いは返礼品という扱いのため、控えめに「内熨斗」を選ぶ

・商品券を郵送する場合、安く済ませるのであれば補償なしの「定形郵便」、補償をつけるのであれば「簡易書留」か「一般書留」で送るのがオススメ

 

まとめ

今回調べてみたことで、快気祝いやお見舞いのお返しで商品券を渡す場合のマナーや、目上の人に送る場合の注意点まで詳しくわかりました!

上司や社長にも、同僚に渡すのと同じように商品券を考えていましたが、あまりいい印象ではないということだったので、お菓子とカタログギフトをセットにして渡そうと思っています。

特にカタログギフトは数千円から数万円までバリエーションが豊富でインターネットでも購入できるので、まだ体調が万全ではない退院直後でも、すぐに購入することができるのですごく助かります。

快気祝いに商品券を渡す場合のマナーや、目上の方に送ってもいいかわからないと悩まれている場合は、是非参考にしてみて下さいね。

 

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