こんにちは、ライターの小松ゆあです。
自然を味わい、リフレッシュもできる登山は近年人気が高まっていますよね。
若い女性の登山者も増えて「山ガール」という言葉が生まれ、よりカラフルでオシャレなコーデが続々とブランドから登場しています!
でも、初めての登山となるとどんな服装が好ましいのか、また歩きやすさを求めるとパンツやスカートどっちがいいのか悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は、登山するレディースの服装はパンツとスカートスタイルではどちらがおすすめなのかに焦点を当て、夏山に登るためにふさわしいコーデのポイントをご紹介したいと思います。
登山するレディースの服装はパンツかスカートどっちがおすすめ?
登山でのレディースの服装には、パンツとスカートがあります。
パンツとスカートそれぞれのメリット、デメリットを詳しくご紹介したのちに、どちらがおすすめなのか結論をご紹介します!
ハーフパンツ+タイツ
特に夏の登山や、比較的標高の低い登山に適しているのがハーフパンツです。
なだらかな地形が続く場合にはある程度歩くスピードが求められることもあるので、動きやすいという意味でも適しています!
メリット
夏山の登山では汗をかくことも多くなるので、通気性がよく熱がこもりにくいハーフパンツはおすすめです。
また、足さばきもよくなるので、初めて登山をする人にとっては動きやすいというメリットもあります。
デメリット
ハーフパンツの1番のデメリットは足が出ていることです。
足が出ているので、虫刺されや怪我をする可能性が高いです。
更に、女性だと日焼けも気になるところではないでしょうか。
また、山の天候は変わりやすいこともあり、体温調節が難しい場合もあります。
これらのデメリットを解決させるためにも、ハーフパンツのスタイルではタイツと組み合わせることが必須です!
スカート
近年女性の登山者が増えたことで定番になりつつあるのが、スカートスタイルです。
アウトドア用スカートであれば、登山でも問題もなく着用できます!
メリット
スカートスタイルの最大のメリットはトイレがしやすい点です!
登山ルートではまだまだトイレが和式のところが多く、また綺麗ではないところもあるのでパンツを下ろさずにトイレができるのは女性にとっては大切なポイントになります。
また、オシャレを十分に楽しみたい!という女性にとっては着こなしの幅も広げることができるのでおすすめですよ。
デメリット
登山用に作られているスカートなので、動きにくいなどのデメリットは特にありません。
ハーフパンツ同様、タイツと組み合わせて着用することが必須ですが、スカートの中が見えてしまう可能性は避けられません。
急斜面や階段が多い登山ルートの場合はあまりおすすめできないのが事実です。
また、機能的に何の問題がないとしても、見る人によってはまだまだ、「危険だ!」「山登りには非常識!」などという考えを持っている人も中にはいます。
結論
初めて登山をするという人は、まずハーフパンツを購入することをおすすめします。
ハーフパンツとスカートで機能的に大差ありませんが、相手やシーンを選ぶことなく、無難に使えるのがハーフパンツです。
近年では女性の登山者も増え、ファッション性と機能性の両面で優れた物が多くなっていますが、中にはスカートは登山に適さない!という考えを持っている人がいるのも事実です。
特に地域の交流会や会社のイベントなどで登山をする場合には、当たり障りなく周りの目を気にする必要のないパンツスタイルを選ぶことをおすすめします。
もちろん、デートや友達同士の登山の場合にはファッション性の高いスカートを選ぶなど、その時々に合わせた物をあなたなりに選んで登山を楽しんで下さいね!
こちらの記事では30〜40代の方におすすめの登山ファッションをご紹介しています。
合わせてチェックしてみてくださいね!
また、ハーフパンツとスカートの他にいくつか登山用のボトムスの種類があるのでご紹介したいと思います。
その他のボトムス
ロングパンツ
1番ポピュラーなのがロングパンツです。
夏山では通気性にかける場合もありますが、それを加味した素材が使われている物も多くあるので、虫や怪我を避けたいという人にはおすすめです。
コンバーチブルパンツ
膝あたりにジッパーがついていて、ロングとショートを使い分けることができるパンツです。
天候や体調に合わせて長さを調節できるメリットがあります。
ラップパンツ(キュロットスカート)
一見スカートのように見えるけど、中はパンツになっている優れ物です!
周りの目を気にすることもなくなるのでおすすめですよ。
夏山に登るふさわしいコーデ!
夏山に登るふさわしいコーデは、「帽子、サングラス、トップス、ボトムス、靴、靴下」のアイテムを使って、重ね着(レイヤリング)することがポイントです!
山の気候は変化しやすいので、脱ぎ着して調整しやすいコーデにすることが重要になってきます。
夏の登山コーデに必要なアイテム別に紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね。
帽子
日焼けはもちろん、熱中症対策のためにも帽子をかぶるようにして下さい。
夏に使用する帽子は「ハット」または「キャップ」が基本です。
紫外線が気になるのであればツバが1周ある「ハット」、視界を重視したいのであれば「キャップ」がおすすめです。
選ぶときのポイントとしては、風で飛ばないようにあご紐がついている物や、不要な時にカバンに入れても形崩れしない物、場合によっては防水性の有無を確認して下さいね!
サングラス
標高が高い山であればあるほど日差しが強くなります。
もちろん紫外線の影響を抑えるためにも、必要に応じて準備するようにして下さい。
トップス
トップスは「ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤー」の3つに分けられます。
・ベースレイヤー
スポーツメーカーなどから出ている半袖の肌着がおすすめです。
夏は特に汗をかきやすいので、速乾性のある物がおすすめです。
また、暑くなってミドルレイヤーを脱ぐ場合もあるので1枚でも着られるデザインのものを選んで下さい。
・ミドルレイヤー
「速乾性、耐久性、透湿性、軽量性、防臭性」に優れたポリエステル素材の長袖のシャツやパーカーがおすすめです。
主な目的としては保温ですが、夏山では熱がこもると熱中症の恐れがあるので、スポーツ用に作られた機能性ポリエステルの素材を選ぶようにして下さい。
紫外線カットを重視した物などもありますよ。
・アウターレイヤー
夏の登山には基本的に着用していく必要はありませんが、天候が悪くなった時に備えて、防水性のあるレインウェアなどがおすすめです。
いざという時に必要になる物なので、あまりかさばるものや重いものはおすすめしません。
ボトムス
先に説明させて頂いたメリットデメリットなどを参考に選んでみて下さい。
靴
比較的標高の低い山や整備された山道であればスニーカーでも代用できます。
しかし、長時間の登山や起伏の激しい山道を歩く場合には、登山靴を用意することをおすすめします。
登山靴とスニーカーの主な違いは「硬いソール、くるぶしのカバー、防水透湿素材の使用」の3つが挙げられます。
店頭で試着して自分にフィットしているか、また靴自体の重さはどうか、などを考慮して選んで下さいね。
どのような山を登るのかを店員さんに伝えることで、適した登山靴を提案してくれるはずですよ!
靴下
足の負担を和らげるためにも、厚さとクッション性に優れた物を選ぶようにして下さい。
夏場の靴下は、汗などで蒸れる可能性もあるので、乾きやすいウールやポリエステルの物がおすすめです。
登山に便利な小物は?
コーデの他に、便利な小物を入れるためのザック(リュック)は欠かせないアイテムです!
その他にあると便利な小物6つをご紹介したいと思います。
ヘッドライト
登山には重量が軽くてバッテリー式のものがおすすめです。
トレッキングポール
トレッキングポールとは簡単にいえば杖です!
足への負担を軽減させてくれることはもちろん、歩くリズムも整えてくれる優れものです。
急な斜面が続くような山でなければ比較的必要にならない物ですが、山道は自分が思っている以上に体への負担がかかる場合があるので、どのような場所を登山するのかを踏まえ準備してみて下さいね。
ゲイター
ゲイターとは靴とボトムスの隙間を埋めるアイテムのことで、雨などの侵入を防いでくれます。
長さがロングと、ショートのタイプがあるので、好みやシーンに合わせ選ぶようにして下さい。
私も以前登山をした際に持参していったのですが、晴れていても山では地面が乾いておらず、泥跳ねがひどい時があったのでそんな時にも重宝しました!
登山用の水筒
前者は飲み口が広い作りになっているので、水場で補給する際などには便利です。
後者は小さく丸めることができるので、持ち運びや収納に便利です。
サコッシュ
山道だといちいち荷物をおろしている場所もなかったりタオルを手に持って歩いているのも大変なので、私も登山の際は必ず持って行っています!
ナノタオル
ご紹介したように、登山用アイテムは軽量でコンパクトなものも多いので、是非ザックと合わせて準備して下さいね。
虫よけとしては、登山に最適なのがハッカ水です!こちらの記事ではハッカ油を使用したハッカ水の作り方を紹介していますので是非参考にされてください。
まとめ
登山するレディースの服装は、ハーフパンツにタイツを合わせたスタイルが私はおすすめです。
理由は、通気性がよく熱がこもりにくいという点と、動きやすい点にあります。
また、シーンや一緒に登山をする人を選ぶこともないので初めての方はまずハーフパンツ+タイツを購入することをおすすめします。
登山のコーデで大切なのは、山の天候や体温の変化に合わせて調整できることなので、ご紹介したアイテムをうまく組み合わせてみて下さいね。
また、山では予期せぬ事態が起きる可能性もありますので、万が一に備えてザックに収納できる範囲の小物を準備することをおすすめします。
登山シーンに合わせ、あなたらしいコーデを楽しんで下さいね。